カテゴリー別アーカイブ: 2016年バックナンバー

遺伝子の情報

2016年12月15日発行分

単細胞生物のアメーバはプランクトンに触手を伸ばして

それを自分にとり入れて生きています。
脳や目が無いアメーバがなぜプランクトンを捕まえることができるのか

大変不思議ですが、これはアメーバの細胞の中にある遺伝子に

神様の御心、生きるための知恵が入っているからです。
人間も複数の細胞が集まった生物ですので、私達の遺伝子のなかにも

神様の御心、生きるための知恵が入っています。
心臓を動かしたり、食べ物を消化してエネルギーにしたり、

新陳代謝で古い細胞を垢として排出したりと私達の意思ではコントロールできないことがほとんどです。
現代の人は人間は自分の力で生きていると考える人が多いですが、

このように地球上のすべての生物は神様の御心によって「生かされている」ということが分かります。
また遺伝子にはもうひとつご先祖様の恩というものが入っています。

ご先祖様が獲得してきた、いろいろな経験や様々な病原菌に対する抗体など、たくさんの情報が

私達の遺伝子に入っています。
そしてその遺伝子は親から子へと代々受け継がれて

永遠にいのちが伝わってゆきます。
このように遺伝子には神様の御心とご先祖様の恩が入っており、

そのお陰で私たちは元気に生きられるわけです。
私達のご先祖様は「人間は神様の御心とご先祖様の恩のおかげで生かされている」ということを知っていたので

神様とご先祖様をおまつりして感謝する生活を送ってきました。
科学などの無かった太古の昔に、この真実を肌で感じられていた

ご先祖様の感性には驚かされます。
人間は自分で生きているのではなく、神様のお恵みとご先祖様の恩のお蔭で

「生かされている」ということを忘れてはいけません。
健康維持に関しても、現代ではジョギングをしたり、栄養食品をとることなどに目を向けがちですが、

まずは神様とご先祖様に「生かされている」ことに感謝することが健康の基本となります。
「神さまや祖先に感謝しない人は術後の経過がどうなるかわからないから、

おれは手術をしないというんです(笑)。だから病院には神棚をおまつりしている。」
葉室頼昭先生著 「神道のこころ P89」より

神道のこころを是非一度読んでみてください↓
http://amzn.to/2g4wC8H

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

神様とご先祖様にお喜びいただくために

新年の準備に合わせて神棚も設置されることをおすすめします。
神棚といいますと、難しく考えてしまう方もおられるようですが、

神棚にお札を入れて、毎日感謝の気持ちを伝えるというシンプルなものです。
下記のページに神棚の設置とおまつりの方法を記載しています。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
主な流れは、以下の通りです。

1 神棚とお供え用の器(神器(じんぎ))を用意する。

2 お札をお分けいただき、神棚のお宮に入れる。

3 毎日家族で感謝を伝える。
何事もそうですが、シンプルに考えるのがおすすめです。

毎日神様とご先祖様に「ありがとうございます。」と感謝することが大切です。

■大祓(おおはらい)

今月31日の年末には、伊勢の神宮をはじめ全国の神社では大祓がおこなわれ、

神職を始め全職員を祓い清めます。
祓いとは普段知らず知らずのうちに体についた「つみ・けがれ」を祓って

人間本来のすばらしい姿に戻すことです。
このつみ・けがれは我欲から生じるとされていますが、

人間の力では消すことができないので祓いによって神様のお力をおかりして

心身を元の清らかな状態に戻します。
祓いについてはこちら(音声解説付き)をご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html

人を嫌わない

2016年12月1日発行分

神様・ご先祖様が喜ばれることをするのが真実の人生ですが、

神様が悲しまれるようなことをしないということも重要なことです。
神様が悲しまれることのひとつに「人を嫌う」というものがあります。

普段の生活の中で、どうしても人に不快感を感じて嫌ったりしてしまうことがありますが、

誰かを嫌ったり恨んだりするということも自然に反する行いです。
「罪を憎んで人を憎まず」ということわざがありますが、

人を恨んでも何の解決にもならないことはわかりつつ、

思わず恨んだりしてしまうのが人情ですが、

はじめに「誰も嫌わない」と心に決めておくことで、常に心が穏やかになりイライラすることが減ってゆきます。

そして落ち着いた判断ができるようになりトラブルが無くなってゆきます。
私も以前、親戚であまり好きではない人がいたのですが、

ある日皆で集まって自分や親戚の子供たちと遊ぶことになりました。
その時に子供たちの命令^^;で全員で手をつないで円のかたちになってゲームをしたのですが、

私のあまり好きでない人が2人いたのですが、その両方の人と手をつなぐことになりました。
他にもたくさん人がいる中であまり好きでない2人とだけ手をつなぐことになり、

これは偶然ではなく、神様の御心というものを感じました。
このような形で神様から「嫌わずに仲良くしなさい。」というメッセージを受けたと感じ、感動しました。
葉室頼昭先生が著書で言われていたことを思い出しましたが、

神様はこの世にいろいろな民族、いろいろな人間を作られたのは、

お互いに各自の特徴を出しながら調和することによって、すばらしい世界になるようにするためです。

音楽もハーモニー(調和)が美しいのと同様に世の中も調和によってすばらしい世界となるわけです。
そうでなければ、神様は優れた民族がひとつだけ存在するような世界、

また、それぞれの人間が単体で存在するような世界にされるはずです。
ですから人を嫌ったり、恨んだり、戦争をしたりするというのは必ず不幸な方向へ行きます。

「誰も嫌わない」というのを心に決めて生活するのが真実の生き方です。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■御酒殿祭(みさかどのさい)
本日12月1日に伊勢の神宮(三重県伊勢市)の内宮(ないくう)では

御酒殿祭(みさかどのさい)がおこなわれます。
このお祭りは古事に習い、忌麹(いみこうじ)をお供えし、

お酒の良い醸造を祈り、全国の酒造業界の発展が祈願されます。
そして、伊勢神宮の神田で収穫されたお米を厳選し忌麹(いみこうじ)と

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)の上御井神社(かみのみいのじんじゃ)の御水を用いて、

この日から10日間かけて忌火屋殿(いみびやでん)で醸造されます。

神様のお恵み、お酒の醸造に感謝です。
御酒殿祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/44480121.html

完成された仕組み

2016年11月15日発行分

日本には私達のご先祖様が太古の昔に生み出した完成された仕組み、システムがあります。

そしてそれらの仕組みを私達も実践することで、すばらしい世の中が実現します。
現代では宇宙開発や遺伝子工学、ロボットなどの技術発展が世の中を良くすると誤解されていますが、

実はすでに日本で完成された仕組みをシンプルに行うことが一番大切です。
その仕組みとは、まず第一に

「神様をおまつりして神様にお喜びいただくこと」

「ご先祖様をおまつりしてご先祖様が黄泉の国で幸せに暮らしていただくことを神様に願うこと」があげられます。
現代では目に見えないものは信じない、科学で証明できないものはウソであると思い込んでいる人が多いですが、

この世の中のものはすべて目に見えないものからできています。

例えば目の前にあるモノも、目に見えない波動、素粒子が結びついてできています。
神様をおまつりしてお喜びいただくことで、いちいち願わなくてもお恵みをいただくことができます。

また現世と黄泉の国とはつながっていますので、ご先祖様が黄泉の国で幸せに暮らされて

はじめて、私達も幸せに暮らすことができます。
神社が千年以上前から続いていることからも、

神様をおまつりするという仕組みは、かなり昔に完成されているということがわかります。

また神社ではお祓い(おはらい)というものが行われています。

これは普段知らず知らずのうちに私達の体についてしまった

「つみ・けがれ」という悪い心・悪いものを良いものに変えて、本来のすばらしい人間の姿に戻すことです。
この「つみ・けがれ」というのは我欲や理屈から生じるとされていますが、

人間の力ではなかなか取れないので「はらい」で神様のお力をお借りして良いものに変えるわけです。
この「はらい」という仕組みもすでに昔に完成されているものですので

私たちはそのまま素直に実践するだけです。
はらいについてはこちらをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/%e3%81%af%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%a8%e3%81%af/
子育てにおいても現代では知識を詰め込んで良い学校、一流企業に勤めるのが立派と解釈されていますが、

立派な人間というのは神様、ご先祖様に感謝し、周りの幸せのために生きることができる人です。
子育ての目的は立派な人間を育てることなので、

親が毎日家庭で神様、ご先祖様をおまつりして感謝の生活をする姿を子供に見せることで

子供は自然と神様、ご先祖様、親を尊敬して正しい判断ができるように育ってゆきます。
この家庭でのおまつりの仕組みもすでに昔から完成されていますので

学習塾に通わせることよりも、家庭でのおまつりを一番にしなければなりません。
また日本では山などの自然に神様をおまつりして、決して人間の都合で汚すことなく、大切に守られてきました。
そのお陰で山に浸み込んだ雨水は長い年月をかけて栄養のある湧き水となり、川から海へ流れてゆきます。

そして沿岸にはプランクトンを食べに魚が集まってくるのでその魚を人間が食べることができ、

その臓物は山に捨てられ、山の土の栄養となります。

そして雨が栄養のある山の土に浸み込んで湧き水となるといった循環の仕組みができています。
現代では田んぼを減らして、ダムを造って必要な水を蓄えていますが、

本来日本ではたくさんの田んぼでお米をつくり、その田んぼは貯水するという仕組みになっていました。
この他にも日本では発酵食品を作る仕組みも完成されています。

味噌や納豆、漬物などの発酵食品は、元の食材を長持ちさせ、さらに栄養価の高いものにしてくれます。
現代ではテレビなどで○○が良いと話題になるとすぐに飛びつく人が増えてしまいましたが、

幸せな世の中にするためには新しいものはそれほど重要ではありません。
この世の中は目新しいものを生み出すことよりも、

「正しい、いのち(生きるための知恵)がいつまでも循環して続く」ということが大切です。
神様、ご先祖様のおまつり、山などの自然をきれいに保つこと、お米と野菜中心の食生活など、

日本ではすでに幸せに暮らせる仕組みが確立されていますので、

私達はそれらをシンプルに受け継ぐことによって子供の代、孫の代へといつまでも幸せな世の中が続くようになります。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

 

■にほんよいくに

葉室頼昭先生の絵本「にほんよいくに」がリニューアルして第6巻「日本人の原点」の発売予約が開始されました。

■日本人の原点 目次

「道」のお話
すべてのものの すばらしさをみとめよう
ものを大切にしよう
祖先のおまつり
温故知新
「醗酵」のお話
「見る」こと
「聞く」ことと「かぐ(嗅ぐ)」こと
「運」のお話
日本の文化
すてきな国、日本
うらしまたろう
おとぎ話 おうちの方へ
おしまいに
あとがきにかえて
あとがき

「にほんよいくに6.日本人の原点」
http://amzn.to/2darG2u
今、日本はものは豊かになりましたが、伝統や文化を忘れてしまいました。

日本人のすばらしい世界観を思い出すことができる絵本ですのでぜひご覧ください。

■新嘗祭(にいなめさい)

今月11月23日から11月29日まで新嘗祭(にいなめさい)が行われます。

昭和23年よりこの11月23日は勤労感謝の日とされました。
このおまつりは「しんじょうさい」ともいい、

天皇陛下が皇居内の神嘉殿(しんかでん)で新穀を神々に奉られ、

自らもお召しあがりになる新嘗祭を行ない収穫の感謝を奉げます。
そして伊勢の神宮に勅使を御差遣(ごさけん)されて、奉幣の儀が行われます。

奉幣の儀とは幣帛(へいはく:清らかな布帛)を神様に奉るおまつりです。
伊勢の神宮ではそれに先だって神饌(しんせん:お供え物)を奉り大御饌の儀を行います。

引き続き別宮以下諸宮社でもお祭りが行われます。
天皇陛下は新嘗祭の日より新米を召し上がられます。
今ではスーパーで新米が早い時期に手に入りますが、

昔は天皇陛下が食されるこの新嘗祭の日まで新米を口にしなかったそうです。
新嘗祭の詳細はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/62240700.html
伊勢の神宮
http://www.isejingu.or.jp/
日本では古来から太陽の恵み、空気、雨などを「天津神(あまつかみ)」、

大地の恵みを「国津神(くにつかみ)」として崇敬し、無事に農作物がとれることに感謝してきました。

毎日お米や野菜をいただけるのを当たり前と思わず、神様に感謝することが大切です。

褒める

平成28年11月1日発行分

日々の生活の中で相手を褒めるということも大切な行いです。
誰でも認められて褒められると理屈なくうれしいものです。

女性も「美しいですね」と言われれば誰でも喜びますし、

男性も「立派ですね」と褒められれば嬉しいものです。
例えば教育に関しても生徒の良いところを褒めることで、

本人のやる気を引き出すということにつながります。
「一日一回は誰かを褒めましょう」と書かれていたビジネス書がありましたが、

これも真実を表しています。
逆に現代のニュースでは誰かを批判することが当たり前になっていますが、

そうではなく、誰かを称賛したり、評価するような記事を中心にすれば

本人はもちろん、世の中もどんどん元気に明るくなってゆきます。
神社のおまつりでも祝詞(のりと)というものを読み上げますが、

これは「神様はすばらしい」と神様を褒め称えるもので、神様にお喜びいただくものです。
認めるの語源は「目を留める」ということで、そこに注目するという意味です。

神様を認め、その素晴らしさを褒め称えることで

神様もお喜びになられて、あれこれお願いしなくても、お恵みをいただくことができます。
このことを知っていた我々のご祖先様は神様とご先祖様をおまつりして

神様とご先祖様にただ、ひたすらお喜びいただくことをされてきました。
決して我欲を願うためにおまつりをおこなうことはしていません。
現代では、おまつりといいますと、みんなで集まって賑やかにやるという雰囲気ですが、

本来おまつりというのは、「ただ、ひたすら神様に喜んでいただく」ために行うものです。
また言葉というものは本来、神様の御心を表現するために作られたものであり、

言霊(ことだま)といって、良いことを言えば良いことがおこり、悪いことをいえばそのようになってゆくので、

誰かを褒めることによって、さらに良くなってゆくという好循環になります。
褒めあうのは照れくさいものでもありますが、

ぜひ、日々のおまつりで祝詞で神様を褒め称えたり、

周りの人の良いところに注目して、実際に言葉に出して褒める習慣をつけてみてください。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

 

■倭姫宮(やまとひめのみや)秋の例大祭

今月11月5日に三重県伊勢市の倭姫宮で倭姫宮秋の例大祭がおこなわれます。

倭姫(やまとひめ)は第11代垂仁天皇の皇女で、御杖代(みつえしろ)として

神様と天皇の杖代わりとなって奉仕され、大和・近江・美濃・伊賀などの諸国を巡られた末、

神様の御心によって天照大御神のご鎮座される皇大神宮を現在の三重県伊勢市にご創建されました。
この多大な功績に有志によって倭姫宮御杖代奉賛会が結成されており、

毎年5月5日と11月5日に例大祭を執り行いご神恩に感謝を捧げています。

倭姫宮
http://www.yamatohime.jp/html/20151105_aki.html

倭姫宮秋の例大祭
http://isenet.jp/oisesan/html/matsuri/jinguu/yamatohime/yamatohime.html

当たり前などない

2016年10月15日発行分

普段私達は何気なく生活していますが、この世の中に当たり前のものなどひとつもありません。
例えば私達の心臓は生まれてから今まで休むことなく、しっかりと動いてくれています。

別に電源を差しているわけでもないのに、きちんと動いてくれているということに気づくだけでも人間は神様のお恵みやご先祖様の恩のお蔭で「生かされている」ということが分かります。
また世の中には無数のウイルスやばい菌が存在しており、それらから体を守るために人間は「抗体」というものを持っています。
しかしこの抗体は一つの抗体で複数のばい菌に対応しているわけでなく、

AというウイルスにはA’という抗体、

BというウイルスにはB’という抗体がそれぞれ必要になります。
そして現代人は様々な抗体を持って無数のばい菌から身を守っているわけですが、人間は、はじめからいろいろな抗体を持っていたわけではありません。
はるか昔から長い年月をかけて、ご先祖様達がいろいろな抗体を獲得してくれたおかげで、私達にもそれらの抗体が遺伝子を通じて備わっているわけです。
このことを知るだけでも常にご先祖様に感謝するのが当然ということが分かります。
植物においても、土に種をまいて水をあげれば、勝手に成長してくると考えられていますが、この種を人間がゼロから作るのは不可能であり、

ここにも天と地からの神秘なエネルギー、神様のお恵みのおかげというものを感じることができます。
また地球が太陽の周りを回るスピードも人間の常識とは別次元のものです。
地球と太陽との距離は、約1億5000万キロメートル(149,600,000 km)もありますが、それを元に地球が太陽の周りを移動する軌道を単純計算すると、

9億4000万キロメートル(939,488,000km) になります。
地球は1年かけて太陽の周りを一周しますので、9億4000万キロメートル÷(365日×24時間)で時速を求めますと、

なんと地球は時速10万キロメートルというもの凄いスピードで移動していることが分かります。

新幹線のスピードどころではありません^^;
地球が誕生して46億年もの間、休むことなく、起動から外れて、どこかへ飛んで行ってしまうことなく、正確に、ものすごいスピードで移動しているわけで、

これだけでも、神様からのお恵みを感じずにはいられません。
このようにこの世の中は当たり前というものはなく、奇跡ともいえるようなことで成り立っていることがわかります。
このすばらしいお恵みを肌で感じていた私達のご先祖様は常に神様とご先祖様に感謝し、丁重におまつりを行ってきました。
常に神様、ご先祖様に感謝し、おまつりをして、お喜びいただくことが人生で一番重要なことです。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■神嘗祭(かんなめさい)

今月10月15日から10月25日まで、伊勢の神宮では神嘗祭(かんなめさい)が行われます。
神嘗祭は6月と12月の月次祭(つきなみさい)とともに「三節祭(さんせつさい)」と呼ばれ、

神宮の年間千数百回ある祭典の中でも特に由緒あるお祭りです。
その年の新穀を神様に奉り、五穀豊穣のお恵みを感謝します。

神嘗祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/64310604.html
神嘗祭では、由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ) 、由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)

奉幣(ほうへい)、御神楽(みかぐら) の儀が執り行われます。
由貴大御饌とは、この上なく神聖洗浄で貴いことを意味し、

あわび、伊勢海老など43品目もの大ご馳走がお供えされます。
奉幣とは、宮中から勅使(使者)を御差遣(ごさけん:派遣)され、

幣帛(絹織物)を神様にお供えする儀式です。

幣帛は「幣:みてぐら」ともいい、貨幣がなかった頃、最も貴重な品として絹の織物をお供えしていた伝統があります。
伊勢の神宮をはじめ日本では五穀豊穣への感謝を捧げるお祭りが中心ですが、

現代ではお米はいつでもスーパーなどで手に入るため特に意識していない人も多いですが、

お米は神様からいただいた最高のいのちの源であり、

毎年無事にお米がとれるありがたさ、感謝のこころを忘れないようにしたいです。
近年では減反政策という理屈だけの考えで、国内の田んぼが減ってしまいましたが、

田んぼというものは多ければ多いほど、貯水する量が増えて洪水を防げますし、

稲の光合成によって二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防ぐという重要な役割も持っています。
田んぼというものを考えたご先祖様の知恵のすばらしさがわかります。

■秋祭り

先月、10月10日に有間神社の秋祭りに行ってきました。

はじめに神社で本殿祭が行われ、午後から神様がお神輿に乗って、だんじりと共に神社を出発し、

御旅所まで移動されて、そこで祭儀が行われました。
御旅所というのはお神輿で地域の様子を見に来られた神様がご休憩される場所です。
最後に境内でお餅まきが行われ、今年初めて参加させていただきましたが、

空中でお餅をキャッチできると何とも楽しいものです^^
今年も無事におまつりが行われて良かったです。
有間神社の秋祭りの様子
https://www.facebook.com/%E6%9C%89%E9%96%93%E7%A5%9E%E7%A4%BE-1523032151335782/posts/?ref=page_internal

有間神社
http://arimajinja.com/

■にほんよいくに

葉室頼昭先生の絵本「にほんよいくに」がリニューアルして第6巻「日本人の原点」の発売予約が開始されました。

■日本人の原点 目次

「道」のお話
すべてのものの すばらしさをみとめよう
ものを大切にしよう
祖先のおまつり
温故知新
「醗酵」のお話
「見る」こと
「聞く」ことと「かぐ(嗅ぐ)」こと
「運」のお話
日本の文化
すてきな国、日本
うらしまたろう
おとぎ話 おうちの方へ
おしまいに
あとがきにかえて
あとがき

「にほんよいくに6.日本人の原点」
http://amzn.to/2darG2u
今、日本はものは豊かになりましたが、伝統や文化を忘れてしまいました。

日本人のすばらしい世界観を思い出すことができる絵本ですのでぜひご覧ください。
この新しいにほんよいくにシリーズでは以前、春日大社で発売されていた「にほんよいくに」の本の文と絵を活かし、より読みやすい本として発行されています。

さらに葉室先生が書きかけていらしたものを一冊加えて(第6巻 日本人の原点)、以下の形で発行されます。

第一回発行12月、以下隔月刊

B5判 並製(柔らか表紙) 平均80頁 定価:本体1,800円

1 日本の神さま
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2 イノチをつたえる
http://amzn.to/23DMYpZ

3 神社のおまつり
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4 すばらしい伝統
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5 努力とかんしゃ
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6 日本人の原点
http://amzn.to/2darG2u
■にほんよいくにの総集編

上記「にほんよいくに」という絵本のシリーズの内容と葉室先生の未発表の原稿を1冊にとりまとめた書籍もあります。

「いのち」のことや「免疫・アポトーシス」、「大リーガーイチロー選手のバット」など

葉室先生からのメッセージ、日本人として忘れてはならない大切な心を学ぶことができます。
葉室先生の本を読むと、それだけでつみ・けがれが祓われる気がします。

にほんよいくに
http://amzn.to/1WXdfiH

情熱を持つ

2016年10月1日発行分

■情熱を持つ

「情熱」という言葉を辞書で調べると「ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。」とあります。

何事も情熱を持ってやると、エネルギーが出て最高の力を出すことができます。
日々のおまつりにおいても、「神様、ご先祖様にお喜びいただきたい」という情熱をもって行うことによって集中力が高まり、最高のものになります。
おまつりの仕方はこちらをお読みください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
仕事やボランティア、勉強などでも、仕方なくやるのと、情熱をもってやるのとではご存知の通り天と地ほどの差が出てきます。
神様は人間だけに情熱という感情を与えられました。

情熱というのは、単にある目標のために行うだけでなく、熱い感情があるもので、理屈のない世界に通じるものですので、何事も情熱を持って行うことが大切です。
そして今取り組まれていることなどについて、情熱を持ってやれているかどうかが、今後の成否を占うバロメーターにもなります。
私の経験で恐縮ですが、仕事などを情熱を持って、がむしゃらにやっていると自分では予想もしなかった別のところで大きな成果となって返ってくることがあります。
ここでポイントは「ただ、そこそこがんばる」のではなく、「情熱を持って、がむしゃらにやる」というところです。

そうしますと理屈のない世界に通じて、奇跡ともいえる結果を得ることができます。
そして情熱を持つには「誰かに喜んでもらいたい! 誰かを感動させたい!」といった「誰かを幸せにしたい」という強い思いが必要になります。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

 

■御塩殿祭

今月10月5日には御塩殿祭(みしおどのさい)というおまつりが御塩殿(みしおどの)神社で行われます。

伊勢神宮のいろいろなおまつりでお供えする御塩が麗しくできるようにお祈りをし、

御塩を作られる方の安全も合わせてお祈りします。
御塩殿神社は堅塩を作る設備を備えた神社で三重県伊勢市二見町大字荘にあります。

夫婦岩で有名な二見興玉神社から西へ2kmほどの場所になります。
御塩は、まず五十鈴川の下流の御塩浜で、毎年土用に濃い塩水をとります。
次に、そこから1km北東の御塩汲入(くみいれ)所に運び、

その塩水をすぐ東にある御塩焼所にて、鉄の平釜で一昼夜かけて焚き上げて荒塩にします。
これを御塩殿で三角形の土器につめて焼き固め堅塩(かたしお)に仕上げます。

この御塩焼固(みしおやきがため)の作業は神職が出向し、身を浄めて奉仕します。
神宮の御塩についてはこちらをご覧ください↓
http://www.isejingu.or.jp/about/estate/salt.html
御塩はマグマが海中に溶け出したときにできるもので、大地の神様である国津神様(くにつかみさま)からのお恵みです。
ご存知のとおり、私たちの体になくてはならないもので、

地球上の最初の生命も海水の中から誕生しました。
そして、御塩は神社のお祓いでは、「体についた良くないもの=つみ・けがれ」をはらうために用いられます。

これは国津神様(くにつかみさま)のお恵みである御塩の力をお借りしています。
近年、多くの人は御塩は調味料で摂りすぎると高血圧になるというくらいのイメージしか持っていませんが、

実は、非常に尊くてありがたいものということを忘れないようにしなくてはいけません。

■機織りのお祭り

伊勢の神宮では今月機織りに関するお祭りが行われます。
■10月1日 神御衣奉織始祭(かんみそほうしょくはじめさい)

三重県松阪市の神服織機殿(かんはとりはたどの)神社では和妙(にぎたえ)、

神麻続機殿(かんおみはたどの)神社では荒妙(あらたえ)が奉織され、

神御衣祭(かんみそさい)で皇大神宮と荒祭宮に奉ります。
神御衣とは神様の衣のことで、大御神に新たな和妙(にぎたえ:絹織物)と荒妙(あらたえ:麻織物)の2種の神御衣を奉織するにあたって、

それぞれの神社で神御衣奉織始祭がおこなわれます。

神御衣奉織始祭の様子はこちらをご覧ください↓
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/63286647.html
■10月13日 神御衣奉織鎮謝祭(かんみそほうしょくちんしゃさい)

神服織機殿(かんはとりはたどの)神社と神麻続機殿(かんおみはたどの)神社で

神御衣のうるわしく織り上ったことを感謝する神御衣奉織鎮謝祭がおこなわれます。

神御衣奉織鎮謝祭の様子はこちらをご覧ください↓
http://iseshima.keizai.biz/headline/2032/
■10月14日 神御衣祭(かんみそさい)

皇大神宮(内宮:ないくう)と荒祭宮(あらまつりのみや)で神御衣祭がおこなわれ、

和妙(にぎたえ:絹織物)・荒妙(あらたえ:麻織物)の2種の神御衣を奉ります。

神御衣祭の様子はこちらをご覧ください↓
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/60635065.html
このように、大御神に奉る神御衣が無事出来るように神御衣奉織始祭が行われ、

完成後、無事出来たことを感謝する神御衣奉織鎮謝祭が行われます。
織物はお米と同様、神話の時代から日本人にとって大切なものとされてきました。

古事記などの神話では、正しい日本人らしい服装をするということが世の中を明るくするということを教えてくれます。

現代の日本人の服装と日本の現状を見ると、この教えの大切さがよくわかります。
そして今月10月15日から伊勢の神宮では最も由緒深いおまつりである、神嘗祭(かんなめさい)が行われ、

神様に五穀豊穣のお恵みを感謝します。

神嘗祭の様子はこちらをご覧ください↓
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/65905450.html

 

物を大切にする

2016年9月15日発行分

現代の日本人が忘れているもののひとつとして「物を大切にする」ということがあります。

昔は包み紙なども捨てずにとっておいて、後で再利用したりしていましたが、

現代では使い捨てが当たり前となり、洋服でも少しすれてきたら捨ててしまうという人が

多くなってしまいました。
また物には心がありますから、物を大切にすることによって、物と一体になって最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

柔道や剣道の一流の選手は道着や防具を大切に手入れし、枕元において寝るそうです。
また大リーガーのイチロー選手も道具を大切にすることでも有名で、

試合でボールを打ったときには、バットを投げ捨てたりせずそっと下に置いて走り、

試合後にはバットやグローブを入念に手入れして大切に扱っています。
決して三振しても怒ってバットをひざでへし折ったりはしません^^;
やはり道具に感謝して、大切にすることで道具とひとつになり、成功へと導いてもらえるということです。
また、食べ物に対しても、茶碗にご飯粒を残したり、ひどい人は食事の残りを

捨ててしまったりする人もいますが、これも反省すべきことです。
戦後の理屈主義、物質主義の教育の影響で、植物は太陽の光と水で成長するという理屈だけで考える人が多いですが、

実は、お米をはじめとするあらゆる食べ物は神様からの尊いお恵みなので

食べ物を捨てるというのは、とんでもない行いということがわかります。
このことを知っていた私達のご先祖様は太古の昔からお米が無事とれることを神様に感謝し、

伊勢の神宮の神嘗祭(かんなめさい)に代表されるように、

全国のおまつりに関しても神様に豊作を感謝するものが中心となっています。
神嘗祭はこちらをご覧ください↓
http://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kanname.html
私も以前は、いろいろともったいないことをしていましたが、

葉室頼昭先生の書籍に出会い、本来の日本人のすばらしさを知り、

毎日神様とご先祖様に感謝しておまつりするようになってから、

特に意識せずに何事にも「もったいない」という感覚が出てきました。
これは毎日神様とご先祖様に感謝し、おまつりをして、お喜びいただくことで

真実の生き方といいますか、「いのち」が体の中でよみがえってくるからだと思います。
みなさんもぜひ日々感謝とおまつりをして感じてみてください。
おまつりの仕方はこちらをお読みください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

■秋季皇霊祭遥拝(しゅうきこうれいさいようはい)

今月9月22日の秋分の日に、宮中三殿の皇霊殿にて、神武天皇をはじめとする歴代の天皇、

皇后、皇族方の神霊を御祀りする秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)が行われます。
それにあたり、伊勢の神宮においても、大宮司以下、内宮(皇大神宮)第一鳥居内祓所にて、

遙拝式(ようはいしき:遠方から拝む)を執り行います。

秋季皇霊祭遥拝の様子はこちらです↓
http://jingu125.info/2010/09/23/20100923_0653344651/
このように天皇陛下はご祖先である歴代の天皇、神様をおまつりされますが、

秋分の日は春分の日と同様、日本では本来、ご先祖様のお墓参りをして日頃の感謝を表す大切な日です。

■神宮観月会

伊勢の神宮(三重県伊勢市)では9月15日の「中秋の名月」の夜に

外宮(豊受大神宮)の「まがたま池の舞台」で観月会がおこなわれます。
短歌と俳句の秀作を古式に則り披講し、舞楽を奏する風雅な催しです。

神宮観月会の様子はこちらです↓
http://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kangetsukai.html
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/21942698.html
夜部屋を暗くして外のお月様を見ると神様の神秘な世界が感じられると思います。

■神宮秋の神楽祭

9月21日~23日に伊勢神宮の皇大神宮(内宮)にて

神恩に感謝を捧げ、国民の幸福を祈願するために、

神宮楽師らによる舞楽の一般公開が行われます。
神宮秋の神楽祭の詳細はこちら

http://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kagurasai.html

相手とひとつになる

2016年9月1日発行分

日本人の世界に誇るすばらしいこころの一つに「共生」というものがあります。

これは相手とひとつになる、相手の幸せを考えるというこころです。
葉室頼昭先生が解説されていますが、

「ねんねんころりよ おころりよ」という江戸時代からある子守唄がありますが、

例えば外国の子守唄の場合は「眠れ、眠れ、母の胸に」というかたちで、

母親から子供に対して「眠りなさい」という意味合いが強いですが、
日本では母親と子供がひとつになって、ただただ子供が可愛いという思いから

「ねんねんころりよ おころりよ」という理屈のない言葉が出てきたということです。
何事も相手とひとつになることによって、理屈のない世界が現れてきます。

逆に対立の考えでは、決して真実の世界は現れてきません。
そして理屈のない世界に神様のいのち、知恵があるので

理屈のない子守唄を歌って聞かせることによって、いのちが母親から子供に伝わってゆきます。
昔から日本人はこのことを知っていたので、「ねんねんころりよ おころりよ」という歌が

生み出されました。
子育てにおいても子供に「○○をしなさい」と一方的に言うだけでなく、

子供とひとつになって一緒に解決してゆくという姿勢が大切です。
例えば勉強やスポーツでも、子供と実際に、一緒になってやってみることによって

子供も楽しがって取り組むようになります。
この他にも例えば、北原白秋の作詞で「あめふり」という有名な童謡があり、

以下のような部分があります。
あめあめ ふれふれ かあさんが

じゃのめで おむかい うれしいな

ピッチピッチ チャップチャップ

ランランラン
北原白秋はこの歌を作るために、何日もひたすら雨を見続けたそうです。

そして雨と自分がひとつになって、はじめて「ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン」という

理屈を超えた楽しいフレーズが浮かんだそうです。
これも日本人の「相手とひとつになるという共生のこころ」から

雨とひとつになるという発想が出てきたのでしょう。
また自然環境に対しても、日本人は古来から自然とひとつになって生活してきましたので、

山や田んぼに神様をおまつりして、

山で木を切る時でも神様に「木を切らせていただきます。」とお願いしてから行ってきました。

そのおかげで今まで、美しい山や海などの自然が残されているわけです。
現代では目先の都合でダムを造ったり、山を切り崩したりと、環境を破壊していますが、

そうではなく、自然と一体になって、自然界の循環の仕組みに沿った生活をする必要があります。
雨が降り、その水が山に染み込み、栄養のある地下水が川に流れ、一定温度の水が海に行きます。

そしてその栄養のある水にプランクトンが集まり、

そのプランクトンを食べに海岸に魚が寄ってきて、それを人間が食べることができます。
しかし近年では岸辺をコンクリートで固めたりしたため、

魚が寄ってこなくなり、沖まで魚を採りに行かなければならなくなってしまいました。
自然とひとつになって生活してゆくことによって、そこに神様のいのちが生まれて、

いつまでも幸せな環境で暮らすことができるようになります。
ご先祖様がされてきたように、私達も子供には人間の都合で自然を破壊するのではなく、

すべてのものと共に生きて、自然を大切にするということを伝える必要があります。
今こそ、日本人が大切にしてきた相手とひとつになる「共生」のこころを実践するときです。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

■抜穂祭(ぬいぼさい)

今月9月3日(土)に伊勢の神宮の祭典などでお供えされるお米を栽培する

神宮専用の水田「神宮神田」(伊勢市楠部町)にて抜穂祭がおこなわれます。
このお祭りは五穀豊穣に感謝する伊勢の神宮で重要なお祭りの神嘗祭(かんなめさい)に奉る

ご料米の御稲穂(おんいなほ)を抜きまつり、その実りに感謝するお祭りです。
過去の抜穂祭の様子はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/isesimagasuki/26505557.html
私たち日本人のいのちの源であるお米ですが、

いまいちど、この根本的なお恵みに目を向け、日々の食事に感謝することが大切です。

競争のない世界

2016年8月15日発行分

受験や出世など、世の中には他人と競争して勝ち取るものと考えれられているものがたくさんありますが、

実はこの世の中は競争のない世界です。
神様は他人を蹴落として自分が成功を勝ち取るというような殺伐とした世界は作られてはいません。

人間が勝手に競争社会であると考えているにすぎません。
葉室頼昭先生は学生のころ、はじめはクラスでもビリの成績だったそうで、

学校の先輩に「この世の中は競争社会であるから、周りの友達も敵と思って、勝ち抜いて大学受験に合格しなければならない」と言われましたが、

葉室先生は「それは違うと思います。この世の中は他人を蹴落とすような競争の世界ではありません。」と反論して

「こういう奴が世の中の敗北者になるのだ!」と、こっぴどく叱られたそうです。
その後、葉室先生は先輩の話か、自分の話かどちらが正しいのかを証明するために、他人と競争するのではなく、お母さんを喜ばせるために一生懸命勉強してトップクラスの成績になりました。
成績が上がるとお母さんが喜ぶので、喜ばせようと考えて勉強をすると

勉強が苦痛でなくなり、どんどん成績が上がっていったそうです。
そしてその後も葉室先生は他人と競争するということは一切せず、全力で勉強して、

大阪大学の医学部に合格して医師になり、さらに医師の仕事をしながら、

神職の最高の資格であり、司法試験よりも難しいとされる「明階(めいかい)」の試験に見事合格し、

春日大社の宮司になられました。
受験でも仕事でも、ライバルを蹴落として競争に勝ち抜くのではなく、

葉室先生のように、誰かを喜ばせよう、幸せにさせようと考えて

今自分にできることを全力で行い、

結果は神様のお導きにおまかせするというのが真実です。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

■暑いですね^^;

毎日暑いですが、水分補給を忘れずに健康にお気を付けください。
水分補給といえば、現代ではポカリスエットなどが有名ですが、

江戸時代では冷たい甘酒で夏の栄養補給をしていたそうです。

俳句でも「甘酒」は夏の季語だそうです。

意識をどこに置くか

2016年8月1日発行分

物事が順調に行っているときは良いのですが、そうでない時こそ、

自分の一番大切な意識をどこに置くのかが大切です。
物事がうまくいっていないときは、そこに意識がいってしまい、

気が落ち込んで周りが見えなくなり、どんどんと悪循環におちいってしまうことがあります。
そんな時こそ、人間にとって一番重要な「感謝」に意識を持ってゆくことが大切です。

トラブルなどが起こっても第一に「神様やご先祖様に理屈なく感謝する」ことに意識を持ってゆくことによって、いずれ良い方向へ導いていただけます。
そして、感謝する ⇒ 良い方向へ導かれる ⇒ 感謝する といったかたちで良い循環が続きます。
逆に神様やご先祖様への意識が遠ざかるほど人間というものは不幸になってゆきます。
昔の日本人は一番大切なのは神様ということを知っていたので、

神社や家庭で神様のおまつりを一番大事に考えて生活していました。
家庭でのおまつりのしかたはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
また、一見、お金持ちで何不自由ないように見える人でも病気に悩まされたり、不幸になることがありますが、

これは神様やご先祖様、周りのものへの感謝よりも、不満や不安などに意識が行っていることの現れです。
神様やご先祖様は、順調なときにしか感謝されないよりも、どんな時にも常に感謝される方が嬉しく思われます。
どんな状態になっても、常に神様、ご先祖様に理屈なく感謝することに意識を置くようにして下さい。

それが人間にとって一番大切なことです。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

■風日祈祭(かざひのみさい)

今月8月4日に伊勢の神宮の皇大神宮(内宮:ないくう)と豊受大神宮(外宮:げくう)で風日祈祭(かざひのみさい)がおこなわれます。
このおまつりでは風雨の災害がなく、五穀が豊かに稔ることをお祈りします。

風日祈祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/16100447.html