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当たり前などない

2016年10月15日発行分

普段私達は何気なく生活していますが、この世の中に当たり前のものなどひとつもありません。
例えば私達の心臓は生まれてから今まで休むことなく、しっかりと動いてくれています。

別に電源を差しているわけでもないのに、きちんと動いてくれているということに気づくだけでも人間は神様のお恵みやご先祖様の恩のお蔭で「生かされている」ということが分かります。
また世の中には無数のウイルスやばい菌が存在しており、それらから体を守るために人間は「抗体」というものを持っています。
しかしこの抗体は一つの抗体で複数のばい菌に対応しているわけでなく、

AというウイルスにはA’という抗体、

BというウイルスにはB’という抗体がそれぞれ必要になります。
そして現代人は様々な抗体を持って無数のばい菌から身を守っているわけですが、人間は、はじめからいろいろな抗体を持っていたわけではありません。
はるか昔から長い年月をかけて、ご先祖様達がいろいろな抗体を獲得してくれたおかげで、私達にもそれらの抗体が遺伝子を通じて備わっているわけです。
このことを知るだけでも常にご先祖様に感謝するのが当然ということが分かります。
植物においても、土に種をまいて水をあげれば、勝手に成長してくると考えられていますが、この種を人間がゼロから作るのは不可能であり、

ここにも天と地からの神秘なエネルギー、神様のお恵みのおかげというものを感じることができます。
また地球が太陽の周りを回るスピードも人間の常識とは別次元のものです。
地球と太陽との距離は、約1億5000万キロメートル(149,600,000 km)もありますが、それを元に地球が太陽の周りを移動する軌道を単純計算すると、

9億4000万キロメートル(939,488,000km) になります。
地球は1年かけて太陽の周りを一周しますので、9億4000万キロメートル÷(365日×24時間)で時速を求めますと、

なんと地球は時速10万キロメートルというもの凄いスピードで移動していることが分かります。

新幹線のスピードどころではありません^^;
地球が誕生して46億年もの間、休むことなく、起動から外れて、どこかへ飛んで行ってしまうことなく、正確に、ものすごいスピードで移動しているわけで、

これだけでも、神様からのお恵みを感じずにはいられません。
このようにこの世の中は当たり前というものはなく、奇跡ともいえるようなことで成り立っていることがわかります。
このすばらしいお恵みを肌で感じていた私達のご先祖様は常に神様とご先祖様に感謝し、丁重におまつりを行ってきました。
常に神様、ご先祖様に感謝し、おまつりをして、お喜びいただくことが人生で一番重要なことです。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■神嘗祭(かんなめさい)

今月10月15日から10月25日まで、伊勢の神宮では神嘗祭(かんなめさい)が行われます。
神嘗祭は6月と12月の月次祭(つきなみさい)とともに「三節祭(さんせつさい)」と呼ばれ、

神宮の年間千数百回ある祭典の中でも特に由緒あるお祭りです。
その年の新穀を神様に奉り、五穀豊穣のお恵みを感謝します。

神嘗祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/64310604.html
神嘗祭では、由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ) 、由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)

奉幣(ほうへい)、御神楽(みかぐら) の儀が執り行われます。
由貴大御饌とは、この上なく神聖洗浄で貴いことを意味し、

あわび、伊勢海老など43品目もの大ご馳走がお供えされます。
奉幣とは、宮中から勅使(使者)を御差遣(ごさけん:派遣)され、

幣帛(絹織物)を神様にお供えする儀式です。

幣帛は「幣:みてぐら」ともいい、貨幣がなかった頃、最も貴重な品として絹の織物をお供えしていた伝統があります。
伊勢の神宮をはじめ日本では五穀豊穣への感謝を捧げるお祭りが中心ですが、

現代ではお米はいつでもスーパーなどで手に入るため特に意識していない人も多いですが、

お米は神様からいただいた最高のいのちの源であり、

毎年無事にお米がとれるありがたさ、感謝のこころを忘れないようにしたいです。
近年では減反政策という理屈だけの考えで、国内の田んぼが減ってしまいましたが、

田んぼというものは多ければ多いほど、貯水する量が増えて洪水を防げますし、

稲の光合成によって二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防ぐという重要な役割も持っています。
田んぼというものを考えたご先祖様の知恵のすばらしさがわかります。

■秋祭り

先月、10月10日に有間神社の秋祭りに行ってきました。

はじめに神社で本殿祭が行われ、午後から神様がお神輿に乗って、だんじりと共に神社を出発し、

御旅所まで移動されて、そこで祭儀が行われました。
御旅所というのはお神輿で地域の様子を見に来られた神様がご休憩される場所です。
最後に境内でお餅まきが行われ、今年初めて参加させていただきましたが、

空中でお餅をキャッチできると何とも楽しいものです^^
今年も無事におまつりが行われて良かったです。
有間神社の秋祭りの様子
https://www.facebook.com/%E6%9C%89%E9%96%93%E7%A5%9E%E7%A4%BE-1523032151335782/posts/?ref=page_internal

有間神社
http://arimajinja.com/

■にほんよいくに

葉室頼昭先生の絵本「にほんよいくに」がリニューアルして第6巻「日本人の原点」の発売予約が開始されました。

■日本人の原点 目次

「道」のお話
すべてのものの すばらしさをみとめよう
ものを大切にしよう
祖先のおまつり
温故知新
「醗酵」のお話
「見る」こと
「聞く」ことと「かぐ(嗅ぐ)」こと
「運」のお話
日本の文化
すてきな国、日本
うらしまたろう
おとぎ話 おうちの方へ
おしまいに
あとがきにかえて
あとがき

「にほんよいくに6.日本人の原点」
http://amzn.to/2darG2u
今、日本はものは豊かになりましたが、伝統や文化を忘れてしまいました。

日本人のすばらしい世界観を思い出すことができる絵本ですのでぜひご覧ください。
この新しいにほんよいくにシリーズでは以前、春日大社で発売されていた「にほんよいくに」の本の文と絵を活かし、より読みやすい本として発行されています。

さらに葉室先生が書きかけていらしたものを一冊加えて(第6巻 日本人の原点)、以下の形で発行されます。

第一回発行12月、以下隔月刊

B5判 並製(柔らか表紙) 平均80頁 定価:本体1,800円

1 日本の神さま
http://amzn.to/1s9py0u

2 イノチをつたえる
http://amzn.to/23DMYpZ

3 神社のおまつり
http://amzn.to/1ZzGYNN

4 すばらしい伝統
http://amzn.to/1WvwpgW

5 努力とかんしゃ
http://amzn.to/2bSXJWw

6 日本人の原点
http://amzn.to/2darG2u
■にほんよいくにの総集編

上記「にほんよいくに」という絵本のシリーズの内容と葉室先生の未発表の原稿を1冊にとりまとめた書籍もあります。

「いのち」のことや「免疫・アポトーシス」、「大リーガーイチロー選手のバット」など

葉室先生からのメッセージ、日本人として忘れてはならない大切な心を学ぶことができます。
葉室先生の本を読むと、それだけでつみ・けがれが祓われる気がします。

にほんよいくに
http://amzn.to/1WXdfiH