2016年8月15日発行分
受験や出世など、世の中には他人と競争して勝ち取るものと考えれられているものがたくさんありますが、
実はこの世の中は競争のない世界です。
神様は他人を蹴落として自分が成功を勝ち取るというような殺伐とした世界は作られてはいません。
人間が勝手に競争社会であると考えているにすぎません。
葉室頼昭先生は学生のころ、はじめはクラスでもビリの成績だったそうで、
学校の先輩に「この世の中は競争社会であるから、周りの友達も敵と思って、勝ち抜いて大学受験に合格しなければならない」と言われましたが、
葉室先生は「それは違うと思います。この世の中は他人を蹴落とすような競争の世界ではありません。」と反論して
「こういう奴が世の中の敗北者になるのだ!」と、こっぴどく叱られたそうです。
その後、葉室先生は先輩の話か、自分の話かどちらが正しいのかを証明するために、他人と競争するのではなく、お母さんを喜ばせるために一生懸命勉強してトップクラスの成績になりました。
成績が上がるとお母さんが喜ぶので、喜ばせようと考えて勉強をすると
勉強が苦痛でなくなり、どんどん成績が上がっていったそうです。
そしてその後も葉室先生は他人と競争するということは一切せず、全力で勉強して、
大阪大学の医学部に合格して医師になり、さらに医師の仕事をしながら、
神職の最高の資格であり、司法試験よりも難しいとされる「明階(めいかい)」の試験に見事合格し、
春日大社の宮司になられました。
受験でも仕事でも、ライバルを蹴落として競争に勝ち抜くのではなく、
葉室先生のように、誰かを喜ばせよう、幸せにさせようと考えて
今自分にできることを全力で行い、
結果は神様のお導きにおまかせするというのが真実です。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。
葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
■暑いですね^^;
毎日暑いですが、水分補給を忘れずに健康にお気を付けください。
水分補給といえば、現代ではポカリスエットなどが有名ですが、
江戸時代では冷たい甘酒で夏の栄養補給をしていたそうです。
俳句でも「甘酒」は夏の季語だそうです。