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褒める

平成28年11月1日発行分

日々の生活の中で相手を褒めるということも大切な行いです。
誰でも認められて褒められると理屈なくうれしいものです。

女性も「美しいですね」と言われれば誰でも喜びますし、

男性も「立派ですね」と褒められれば嬉しいものです。
例えば教育に関しても生徒の良いところを褒めることで、

本人のやる気を引き出すということにつながります。
「一日一回は誰かを褒めましょう」と書かれていたビジネス書がありましたが、

これも真実を表しています。
逆に現代のニュースでは誰かを批判することが当たり前になっていますが、

そうではなく、誰かを称賛したり、評価するような記事を中心にすれば

本人はもちろん、世の中もどんどん元気に明るくなってゆきます。
神社のおまつりでも祝詞(のりと)というものを読み上げますが、

これは「神様はすばらしい」と神様を褒め称えるもので、神様にお喜びいただくものです。
認めるの語源は「目を留める」ということで、そこに注目するという意味です。

神様を認め、その素晴らしさを褒め称えることで

神様もお喜びになられて、あれこれお願いしなくても、お恵みをいただくことができます。
このことを知っていた我々のご祖先様は神様とご先祖様をおまつりして

神様とご先祖様にただ、ひたすらお喜びいただくことをされてきました。
決して我欲を願うためにおまつりをおこなうことはしていません。
現代では、おまつりといいますと、みんなで集まって賑やかにやるという雰囲気ですが、

本来おまつりというのは、「ただ、ひたすら神様に喜んでいただく」ために行うものです。
また言葉というものは本来、神様の御心を表現するために作られたものであり、

言霊(ことだま)といって、良いことを言えば良いことがおこり、悪いことをいえばそのようになってゆくので、

誰かを褒めることによって、さらに良くなってゆくという好循環になります。
褒めあうのは照れくさいものでもありますが、

ぜひ、日々のおまつりで祝詞で神様を褒め称えたり、

周りの人の良いところに注目して、実際に言葉に出して褒める習慣をつけてみてください。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

 

■倭姫宮(やまとひめのみや)秋の例大祭

今月11月5日に三重県伊勢市の倭姫宮で倭姫宮秋の例大祭がおこなわれます。

倭姫(やまとひめ)は第11代垂仁天皇の皇女で、御杖代(みつえしろ)として

神様と天皇の杖代わりとなって奉仕され、大和・近江・美濃・伊賀などの諸国を巡られた末、

神様の御心によって天照大御神のご鎮座される皇大神宮を現在の三重県伊勢市にご創建されました。
この多大な功績に有志によって倭姫宮御杖代奉賛会が結成されており、

毎年5月5日と11月5日に例大祭を執り行いご神恩に感謝を捧げています。

倭姫宮
http://www.yamatohime.jp/html/20151105_aki.html

倭姫宮秋の例大祭
http://isenet.jp/oisesan/html/matsuri/jinguu/yamatohime/yamatohime.html