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いのちの循環

2017年5月1日発行分

雨が降って山に浸み込み、何百年の時を経て湧き水となり、

川から海へと流れて、水蒸気となって雲になり、

再び雨になるという水の循環のように、

世の中のあらゆるものは循環の仕組みになっています。
私達のいのちも、いつまでも循環して続いてゆきます。

現代では人は死んだらそれで終わりと考えている人が多く、

今この人生さえ楽しければそれで良いと考え、

自分の利益だけを考えて生きる人の多い世の中となってしまいました。
しかし、循環のしくみを考えると人は死ぬと、黄泉(よみ)の国へ生き、

再び、この世に生まれてくるので、現世だけ良ければそれでよいという考えは

真実ではありません。
いのちというのはいつまでも循環して続いてゆくので、

人生においては、ただひたすら徳を積み、

周りの人が喜ぶようなスキルを身に着けてゆくことが大切です。
徳と積むというのは、神様、ご先祖様をはじめ周りの人が喜ぶようなことをひたすら行ってゆくことです。

例えば神様、ご先祖様に常に感謝して、おまつりをしたり、奉仕活動をすることです。
それらの徳はいずれ自分に幸せとなって返ってくるのはもちろん、

自分の子供や子孫にも幸せをもたらします。
逆に、その反対のことをして生きていると、いずれ自分や子孫に不幸となって返ってきます。
自分のことで精一杯でそんな余裕はないという人もいますが、

これはこの宇宙の不変の法則ですので、少しずつでも実行することが大切です。
また周りの人が喜ぶようなスキルというのは、

芸能、料理、開発など、世の中の役に立ち、それで食べてゆけるような技術のことで、

人を幸せにすることになるので、徳にもつながってきます。
これらの徳やスキルというものは来世にも持って行けるので、

自分の「いのちの貯金」のようなものになります。
誰でも理屈なく、なぜか好きなもの、元々得意なものがありますが、

これは前世で得てきたスキルの表われでもあります。
人が喜ぶようなスキルというのは習得するのが大変ですが、

来世にもずっと持ってゆけるという真実を理解すれば、

前向きにがんばることができるようになります。
落語や歌舞伎などで一生涯、現役で技をみがいている方もおられますが、

いのちの循環のしくみを考えるとこれは真実の生き方ということが分かります。
またひたすら徳を積んで、人に喜ばれるようなスキルを磨くには

素直な心が必要です。
この素直な心を維持するには「はらい」が必要ですので、ぜひ実践されることをおすすめします。
「はらい」というのは神様の力をお借りして、普段知らず知らずのうちに体についてしまった

「つみ・けがれ」を消して人間本来のすばらしい姿を取り戻すものです。
はらいについてはこちらをお読みください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
ぜひともひたすら徳を積んで、人が喜ぶようなスキルを磨くことに集中してみてください。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■風日祈祭(かざひのみさい)

今月5月14日に伊勢神宮の皇大神宮(内宮:ないくう)と豊受大神宮(外宮:げくう)で

風日祈祭(かざひのみさい)がおこなわれます。
このおまつりでは風雨の災害がなく、五穀が豊かに稔ることをお祈りします。

風日祈祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/63366472.html
■神御衣祭(かんみそさい)

同じく5月14日に皇大神宮(内宮:ないくう)と荒祭宮(あらまつりのみや)で

神御衣祭(かんみそさい)がおこなわれます。
神御衣とは神様の衣のことで、

大御神様に新たな和妙(にぎたえ:絹織物)・荒妙(あらたえ:麻織物)の2種の神御衣をお供えします。
神御衣祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/60635065.html
三重県松阪市の神服織機殿(かんはとりはたどの)神社では和妙、神麻続機殿(かんおみはたどの)神社では荒妙が

奉織されますが、これらの新たな衣を大御神へ奉織するにあたって

5月1日にそれぞれの神社で神御衣奉織始祭(かんみそほうしょくはじめさい)がおこなわれます。
神御衣奉織始祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/63286647.html
そして5月13日には神御衣のうるわしく織り上ったことを感謝する

神御衣奉織鎮謝祭(かんみそほうしょくちんしゃさい)がおこなわれます。
神御衣奉織鎮謝祭の様子はこちら
http://iseshima.keizai.biz/headline/2032/

また伊勢の歴史体験館では、神麻続機殿神社(かんおみはたどの)で使われていた機をもとに作られた

高機が体験できるそうです。

詳細はこちら
http://www.itukinomiya.jp/modules/taiken/index.php?content_id=19

http://blog.canpan.info/tenkuru/archive/150