2017年5月15日発行分
結婚というのは、偶然出会った二人が愛し合ってするものと解釈されていますが、
実は、結婚というのは神様のお導きで、もともと一つであった二人が生まれてから別々の人生を歩み
もとの一つに戻るというものです。
そして無事もとの一つに戻れたということを神様に感謝するのが神社で行う神前結婚式です。
今では、かっこいいという理由で教会などで挙式して、神前結婚式は行わないという人が
増えてしまいましたが、本来は神様に感謝の報告をし、それを皆で祝うというのが日本人の結婚式です。
決して自分達の力で結婚できたわけでなく、あくまで神様のお導きによるものです。
もともと一つであった二人が結婚によって一つに戻り、
子供を産んで「いのち」を伝えるように神様が導いてくれます。
逆に「あの人と結婚したら得になる」といった我欲で結婚してしまうと、
性格が合わないなどの理由で離婚するという結果になります。
縁結びのお参りをされる方も多いですが、このお参りに関しても
まずは普段お守りくださっている神様への感謝を伝え、
「いつも素直な心で過ごすことができ、良いご縁に恵まれますように」とお参りすることが大切です。
そしてこの、二人がもとの一つという「原点」に戻って子供を産むというのは
宇宙のいのちを伝える仕組みです。
例えばサケも川上から海に出て、いろいろと経験を積んでから
もとの自分の生まれた川、「原点」に戻って産卵します。
また生まれるといいますと、よく自分はツイていないとか、
自分はつまらない人間だと思っている人がいますが、
すべての人間はものすごい確率を突破して生まれてきたということを理解して自信を持つべきです。
人間が生まれるための受精をするにはまず、1億もの精子が一つの卵子に向かって進んでゆきますが、
子宮にたどり着けるのはその中のわずか0.005%(5,000)です。
そして子宮の中の卵巣は二つありますが、そのどちらかに1つの卵子があります。
卵子の無いほうの卵巣に入った精子は受精できず、
卵子のあるほうの卵巣に入り、最後に1つだけの精子が卵子に選ばれて、引き寄せられて受精することができます。
そしてその後、受精から妊娠へと導かれることができれば無事生まれることができます。
つまり1億分の1という超難関を突破してきた「ツイている人」が私達ということです^^
言い換えれば「神様に選んでいただいた」ということです。
この事実だけでも、神様とご先祖様に感謝せずにはいられません。
つまり私達は一人もツイていないなどということはありません。
重要なのは毎日の生活で、神様やご先祖様、周りの人が喜ぶことをするこということです。
これができるかどうかで自分の人生の価値、幸・不幸が決まってきます。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。
葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
■延寿大々神楽
今月5月下旬に伊勢の神宮の内宮神楽殿にて
伊勢市及び近郷(旧神領民)の数え年80歳以上の高齢者が招待されて
延寿大々神楽を奉奏し、これからも健康で長寿を重ねられるよう祈願されます。
「老いる」という言葉がありますが、これは本来、衰えるというイメージではなく、
言葉のあたまに「お」をつけているとおり、長年生きてこられた人という尊敬の意味になります。
私もおじいさんになった頃には招待されたいですね^^
延寿神楽の詳細はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/mwoshirota/28761547.html