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はたらくの心

2021年2月1日発行分

「はたらく」という言葉がありますが、

現代では外国のように「働く=労働」と考えて、

生活のために仕方なく働いている人が多いようです。

しかし本来「はたらく」という言葉の「はた」というのは

「周りの人」という意味で、「はたから見たら」というときなどに使われており、

「らく」というのは「楽にさせる。楽しませる。」という意味になります。

つまり「はたらく」というのは「周りの人を楽にさせる。楽しませる」という意味になります。

このように日本では本来、「はたらく」というのは周りの幸せのためにおこなうものです。

はじめに周りを幸せにすれば、自然と自分も幸せになってくるという真実を

昔から日本人は知っていました。

現代ではまず自分の利益を最優先に考えるという人がいますが、

この世の中はそのようにはなっていません。

仕事でも何でも常に周りの幸せを考えて生きるというのが真実であり、

本当に幸せになれる方法です。

そして、これをかたちで表しているのが

毎日、神社で行われているお祭りです。

おまつりというのは、神様に願い事をしているのではなく、

ただひたすら、神様にお悦びいただくために行われています。

神様が一番よろこばれるのは、神様のすばらしさを認めて、それを表現することです。

人間も人に認められたり、褒められたりしたらうれしいのと同じことですね。

おまつりでは、神様の素晴らしさを認め、

それを言葉で表現した祝詞(のりと)や

歌、舞などで表現したお神楽をささげます。

 

これは各家庭で毎朝神棚でおまつりをおこなうときも同じことで、

神様に何かをお願いするのではなく、

ただひたすら神様にお悦びいただくことが大切です。

具体的にお願いなどしなくても、神様は何でもご存知ですので、

真剣におまつりをして、神様にお悦びいただけたら、

自分が願ってもいないような素晴らしいお恵みをいただけます。

日本人はこの真実を知っていたので、

太古の昔から神様のおまつりを第一に考え、

神様のお恵みに感謝して生きてきました。

しかし現代の人はその逆をやっており、

おまつりは二の次に考えて、

自分達の利益のことばかり考えているので

いつまでも真実の幸せがやってこないわけです。

特に戦後、日本はご存知の通り、

周りより自分の利益を優先する人が増え、

不祥事や災害など、日本始まって以来のひどい状態になってしまいましたが、

日本が滅びずにこれたのは、

日々、神社や家庭で真剣に神様にお悦びいただく、おまつりをしてこられた方々のお蔭です。

今こそ、私達もご先祖様がしてこられたように

真剣に神様のおまつりをし、神様に感謝する生活をおくるときです。

神様とご先祖様への感謝のおまつりの方法は以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

 

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

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