2023年10月1日発行分

近代では、

「欧米では○○だから、日本も見習わなければならない」とか

「英語を覚えて海外競争力をつけなければ」といった

あたかも日本人は欧米よりも遅れた民族であると思っている人が多いですが、

それは戦後の間違った教育による誤解で、

実は、日本人ほど、完成された民族は他にはいません。

驚くかもしれませんが、日本人の精神性は縄文時代にすでに完成しています。

現代はテクノロジーや経済が発展しただけで、

精神性は決して進歩しておらず、むしろ衰えてしまっているほどです。

縄文時代といえば、学校の教科書では、

狩猟採取や竪穴住居に住んでいたという

簡単な解説がされている程度ですが、

文明としては、エジプト文明や、中国文明などが有名ですが、

実は、日本の縄文時代はダントツで一番長く続いている文明で

なんと１万年以上も続いていました。

これは他国では、争いが絶えず

滅亡と興亡を繰り返していましたが、

日本では、

神様とご先祖様に感謝し、おまつりを最も重視するといった信仰心を持ち、

人々は平和を保って暮らしていました。

また縄文人といえば野蛮なイメージをお持ちの方も多いですが、

事実はその逆で、

世界最高レベルの土器を制作し、

世界最古の土器破片も「日本」から出土されています。

複雑な機織り機さえも当時から使われており、

高度な精神性を持っていたため、

文明が１万年以上も続いたわけです。

これらの事実を理解し、

私達日本人は大いに誇りを持って

これらの精神性、

「神様とご先祖様に感謝し、おまつりを最も重視する。」

「決して争わない、相手と共に生きる共生のこころ。」

「周りの幸せを考えて勤勉に生きる。」

をしっかりと受け継いでゆくことによって

本来の素晴らしい世の中にすることができます。

 

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葉室頼昭先生
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