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バランス

2017年6月1日発行分

この世の中は絶妙なバランスで成り立っています。

宇宙には無数の星がありますが、それぞれがバランスを取り合っており、

地球も太陽やその他の惑星と絶妙なバランスを保つことによって

水や空気のある人間が生きられる環境となっています。
世界にはいろいろな民族がありますが、それぞれの民族がバランスを取り合って

幸せな世界になるように神様は民族というものをつくられました。
国際化というと、みんなが欧米の考え方にならって、英語で話すことが重要と解釈されていますが、

そうではなく、それぞれの民族が独自の良いところを出してお互いに調和することが

真の国際化です。
生物に関しても地球上には無数の生物が存在し、こんな虫などいなくてもいいのではないかと思ったりもしますが、

すべてお互いの生物が生きる上で必要な存在で、無意味な生物というものはこの世に存在しません。
神様は神の世界を認め、それを表現できる頭脳を持つ人間をつくられましたが、

全ての生物がバランスを取ることによって、はじめて人間も生きることができます。
このようにあらゆるものはバランスを取ることによって存在しています。
また毎日ご先祖様に感謝しておまつりし、

ご先祖様が黄泉の国で幸せに暮らしていただければ

私達も幸せに暮らせるように、あの世とこの世もバランスをとっています。
健康に関しても、ある部分が悪いと西洋医学の場合は、その箇所だけを見て治そうとしますが、

日本古来からある東洋医学では病気というものは体のバランスが崩れているというサインなので、

そのバランスを元の正しいものにすれば自ずと病気も治るという治療をしています。
このように健康というものは症状の出た箇所だけを見るのではなく、

体全体のバランスを整えることが大切ですが、

歯を1ミリ削っただけでも体のバランスが変わってくるわけですから、

100%バランスを整えるというのは至難の業です。
そこで人間の力だけでは無理なので日本では「はらい」を行って、

神様のお力をお借りして体のバランスを整えるということをしています。
これは世界の模範となるすごい知恵です。
「はらい」というのは普段知らず知らずのうちに体についてしまった

「つみ・けがれ」を消して、人間本来の素晴らしい姿にもどすことで、

全国の神社で行われています。
この「つみ・けがれ」の「つみ」というのは「包む身 ⇒ つみ」で

人間本来の素晴らしい姿を包み込んでしまうものです。
「けがれ」というのは汚いという意味ではなく、

「神様からいただいた尊い気が枯れてしまった状態:気枯れ ⇒ けがれ」という意味で

これらの「つみ・けがれ」は人間の我欲から生じるとされています。
この「はらい」は誰でもご家庭で「大祓いの言葉」というものを唱えることによって、できますので

毎日、神棚の前で行うことをおすすめします。
はらいについてはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
そして我欲をなくして、神様、ご先祖様に感謝することによって

体のバランスが整い、いつまでも健康に生きることができます。

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

結婚とは

2017年5月15日発行分

結婚というのは、偶然出会った二人が愛し合ってするものと解釈されていますが、

実は、結婚というのは神様のお導きで、もともと一つであった二人が生まれてから別々の人生を歩み

もとの一つに戻るというものです。
そして無事もとの一つに戻れたということを神様に感謝するのが神社で行う神前結婚式です。
今では、かっこいいという理由で教会などで挙式して、神前結婚式は行わないという人が

増えてしまいましたが、本来は神様に感謝の報告をし、それを皆で祝うというのが日本人の結婚式です。
決して自分達の力で結婚できたわけでなく、あくまで神様のお導きによるものです。

もともと一つであった二人が結婚によって一つに戻り、

子供を産んで「いのち」を伝えるように神様が導いてくれます。
逆に「あの人と結婚したら得になる」といった我欲で結婚してしまうと、

性格が合わないなどの理由で離婚するという結果になります。
縁結びのお参りをされる方も多いですが、このお参りに関しても

まずは普段お守りくださっている神様への感謝を伝え、

「いつも素直な心で過ごすことができ、良いご縁に恵まれますように」とお参りすることが大切です。
そしてこの、二人がもとの一つという「原点」に戻って子供を産むというのは

宇宙のいのちを伝える仕組みです。
例えばサケも川上から海に出て、いろいろと経験を積んでから

もとの自分の生まれた川、「原点」に戻って産卵します。
また生まれるといいますと、よく自分はツイていないとか、

自分はつまらない人間だと思っている人がいますが、

すべての人間はものすごい確率を突破して生まれてきたということを理解して自信を持つべきです。
人間が生まれるための受精をするにはまず、1億もの精子が一つの卵子に向かって進んでゆきますが、

子宮にたどり着けるのはその中のわずか0.005%(5,000)です。

そして子宮の中の卵巣は二つありますが、そのどちらかに1つの卵子があります。
卵子の無いほうの卵巣に入った精子は受精できず、

卵子のあるほうの卵巣に入り、最後に1つだけの精子が卵子に選ばれて、引き寄せられて受精することができます。
そしてその後、受精から妊娠へと導かれることができれば無事生まれることができます。
つまり1億分の1という超難関を突破してきた「ツイている人」が私達ということです^^

言い換えれば「神様に選んでいただいた」ということです。
この事実だけでも、神様とご先祖様に感謝せずにはいられません。
つまり私達は一人もツイていないなどということはありません。
重要なのは毎日の生活で、神様やご先祖様、周りの人が喜ぶことをするこということです。

これができるかどうかで自分の人生の価値、幸・不幸が決まってきます。

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■延寿大々神楽

今月5月下旬に伊勢の神宮の内宮神楽殿にて

伊勢市及び近郷(旧神領民)の数え年80歳以上の高齢者が招待されて

延寿大々神楽を奉奏し、これからも健康で長寿を重ねられるよう祈願されます。
「老いる」という言葉がありますが、これは本来、衰えるというイメージではなく、

言葉のあたまに「お」をつけているとおり、長年生きてこられた人という尊敬の意味になります。

私もおじいさんになった頃には招待されたいですね^^
延寿神楽の詳細はこちらです。
http://blogs.yahoo.co.jp/mwoshirota/28761547.html

いのちの循環

2017年5月1日発行分

雨が降って山に浸み込み、何百年の時を経て湧き水となり、

川から海へと流れて、水蒸気となって雲になり、

再び雨になるという水の循環のように、

世の中のあらゆるものは循環の仕組みになっています。
私達のいのちも、いつまでも循環して続いてゆきます。

現代では人は死んだらそれで終わりと考えている人が多く、

今この人生さえ楽しければそれで良いと考え、

自分の利益だけを考えて生きる人の多い世の中となってしまいました。
しかし、循環のしくみを考えると人は死ぬと、黄泉(よみ)の国へ生き、

再び、この世に生まれてくるので、現世だけ良ければそれでよいという考えは

真実ではありません。
いのちというのはいつまでも循環して続いてゆくので、

人生においては、ただひたすら徳を積み、

周りの人が喜ぶようなスキルを身に着けてゆくことが大切です。
徳と積むというのは、神様、ご先祖様をはじめ周りの人が喜ぶようなことをひたすら行ってゆくことです。

例えば神様、ご先祖様に常に感謝して、おまつりをしたり、奉仕活動をすることです。
それらの徳はいずれ自分に幸せとなって返ってくるのはもちろん、

自分の子供や子孫にも幸せをもたらします。
逆に、その反対のことをして生きていると、いずれ自分や子孫に不幸となって返ってきます。
自分のことで精一杯でそんな余裕はないという人もいますが、

これはこの宇宙の不変の法則ですので、少しずつでも実行することが大切です。
また周りの人が喜ぶようなスキルというのは、

芸能、料理、開発など、世の中の役に立ち、それで食べてゆけるような技術のことで、

人を幸せにすることになるので、徳にもつながってきます。
これらの徳やスキルというものは来世にも持って行けるので、

自分の「いのちの貯金」のようなものになります。
誰でも理屈なく、なぜか好きなもの、元々得意なものがありますが、

これは前世で得てきたスキルの表われでもあります。
人が喜ぶようなスキルというのは習得するのが大変ですが、

来世にもずっと持ってゆけるという真実を理解すれば、

前向きにがんばることができるようになります。
落語や歌舞伎などで一生涯、現役で技をみがいている方もおられますが、

いのちの循環のしくみを考えるとこれは真実の生き方ということが分かります。
またひたすら徳を積んで、人に喜ばれるようなスキルを磨くには

素直な心が必要です。
この素直な心を維持するには「はらい」が必要ですので、ぜひ実践されることをおすすめします。
「はらい」というのは神様の力をお借りして、普段知らず知らずのうちに体についてしまった

「つみ・けがれ」を消して人間本来のすばらしい姿を取り戻すものです。
はらいについてはこちらをお読みください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
ぜひともひたすら徳を積んで、人が喜ぶようなスキルを磨くことに集中してみてください。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■風日祈祭(かざひのみさい)

今月5月14日に伊勢神宮の皇大神宮(内宮:ないくう)と豊受大神宮(外宮:げくう)で

風日祈祭(かざひのみさい)がおこなわれます。
このおまつりでは風雨の災害がなく、五穀が豊かに稔ることをお祈りします。

風日祈祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/63366472.html
■神御衣祭(かんみそさい)

同じく5月14日に皇大神宮(内宮:ないくう)と荒祭宮(あらまつりのみや)で

神御衣祭(かんみそさい)がおこなわれます。
神御衣とは神様の衣のことで、

大御神様に新たな和妙(にぎたえ:絹織物)・荒妙(あらたえ:麻織物)の2種の神御衣をお供えします。
神御衣祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/60635065.html
三重県松阪市の神服織機殿(かんはとりはたどの)神社では和妙、神麻続機殿(かんおみはたどの)神社では荒妙が

奉織されますが、これらの新たな衣を大御神へ奉織するにあたって

5月1日にそれぞれの神社で神御衣奉織始祭(かんみそほうしょくはじめさい)がおこなわれます。
神御衣奉織始祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/63286647.html
そして5月13日には神御衣のうるわしく織り上ったことを感謝する

神御衣奉織鎮謝祭(かんみそほうしょくちんしゃさい)がおこなわれます。
神御衣奉織鎮謝祭の様子はこちら
http://iseshima.keizai.biz/headline/2032/

また伊勢の歴史体験館では、神麻続機殿神社(かんおみはたどの)で使われていた機をもとに作られた

高機が体験できるそうです。

詳細はこちら
http://www.itukinomiya.jp/modules/taiken/index.php?content_id=19

http://blog.canpan.info/tenkuru/archive/150

見えないもの

2017年4月15日発行分
現代では目に見えないもの・科学で証明できないものは信じないという人が多いですが、

この世のあらゆるものは目に見えないものからできています。
150億年前に人間を作ろうという神様の御心から、ビックバンがおこり、

宇宙ができましたが、その時に目に見えない素粒子というものが出てきました。
そしてそれらが結びついて核となり、核と電子が結びついて原子ができ、

原子が結びついて分子ができ、そこから目に見えるモノができてきます。
つまり目に見えるものというのは目に見えないものからできているわけです。
また携帯電話の電波なども目に見えませんが、毎日多くの人に利用されています。

つまり、目に見えないものは信じないというのは逆に非科学的ともいえます。
因果応報(いんがおうほう)という言葉がありますが、

人に喜ばれることをしていると、それはいずれ幸せとなって自分に返ってきますが、

逆に人が困るようなことをしていると、不幸となって自分に返ってきます。
これも目に見えない力が作用しているということです。
現代では人は死ぬと消えてなくなるだけと思っている人が多いですが、

それは肉体が見えなくなるだけで、亡くなった人は黄泉(よみ)の国へ行くので、

決してその人の存在が消えてなくなることはありません。
そこで太古の昔から日本人は、亡くなったご先祖様が黄泉の国で幸せに暮らしていただけるように

ご先祖様に感謝して丁寧におまつりをしてきました。
この世とあの世は循環してつながっているので、ご先祖様が黄泉の国で幸せに暮らしていただけることによって

はじめて現世の私達も幸せに暮らすことができます。
「祖先をおまつりする家は永遠に栄え続ける」という言葉がありますが、

これは真実を表しています。
戦後の理屈主義、物質主義の教育の影響で、多くの人が目に見えるものだけにとらわれて、

目に見えない、神様やご先祖様に感謝しておまつりするという習慣が薄れてしまいました。
特に休日にはっきりと分かりますが、ショッピングセンターはものすごい人だかりなのに対して、

神社やお寺、墓地などはそのようにはなっていません。
もうそろそろ、目に見えるものだけにとらわれないで、

目に見えない、神様やご先祖様にお喜びいただくことを第一に考えて生きることに目覚めなければなりません。

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■お墓参り
先日、実家に帰った時に、母親と妻・娘でお墓参りに行ってきました。

はじめに愛知県名古屋市の父方の祖父母のお墓参りをし、

次に熱田神宮で参拝、

最後に愛知県常滑市の母方の祖父母のお墓参りをしてきました。
昨年からこの3か所を1日で回るようにしていますが、最高のルートなので

毎年続けたいと思います。
神様・ご先祖様も喜ばれているかと思います。
熱田神宮についてはこちらをご覧ください↓
https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/

知恵と知識

2017年4月1日発行分

人間には知恵と知識がありますが、知恵というのは

食べ物の取り方とか、敵から身を守るといった生き物が生きてゆくために必要な手段です。
さらに人間の場合は、神様やご先祖様に感謝しておまつりする、

周りの幸せを考えて生きるという心が加わります。
ご存知の通り戦後、多くの人は学校や家庭で知識しか与えられてこなかったため、

物事をすべて知識や理屈だけで考え、自分の利益しか考えない人が増えてしまいました。
高学歴で一流企業に入ったり、政治家になったような賢いはずの人が

横領や汚職に手を出してしまうという信じられないようなニュースが見られますが、

これも知恵を持たずに知識だけで生きてきた結果です。
人間に必要なのは知恵と知識のバランスです。

両方がバランスをとりあって、はじめて人間らしい生き方ができるようになります。
すべての生物は親から子へ、いのち(生きるための知恵)を伝えることによって

いつまでも続いてゆくのですが、それが伝えられなくなると絶滅します。
また生き物だけでなく、国や企業でもいのちが次の世代に伝えられなくなると

滅んでしまいます。
この「いのち」を伝えるというのは伝統や歴史を子供に伝えるということです。
伝統というのは日本人の場合は、太古の昔から続けられている

神様とご先祖様に感謝して、神様とご先祖様にお喜びいただくためにおまつりをすることや、

自然を大切に守ってゆくということです。
そしてこれらの伝統を実行して見せてくれているのが神社です。
また歴史を知ることによって、戦争をするとどれだけひどいことになるとか、

人に喜ばれるようなことをした人はどのような良いことに恵まれたのかといったことを知ることができ、

自分の人生に役立てることができます。
また数百年前といった短い期間の歴史だけでなく、

もっとはるか昔の150億年前にビッグバンがおこり、宇宙がひろがって、

数々の星ができ、太陽、地球、そして生物が生まれてきたという歴史を知ることが大切です。
どんなものでもすべて、何かを生み出すには「それを作ろう」という意思がはじめにないとできません。

パソコンでも、茶碗でも、「それを作ろう」という意思が必ずはじめにあります。
つまり、ビッグバンが起こり、宇宙ができ、地球ができて高度な頭脳を持った人間が生まれたというのは

神の世界を認め、それを表現できる人間を作ろうという神様の意思があったということが分かります。
そして、これらの伝統と歴史を次の世代に伝えることによって

子供たちの「いのち」が活き活きとして

結果的に世の中がすばらしいものになります。
また不況というと、経済を改善すれば良いと考える人が多いですが、

お金が循環しないのは、そのような単純なものではなく、

その社会のいのちが弱っているという表れです。
その証拠にこれまで頭脳明晰な経済のプロが政治に参加しても不景気が

改善されることはありませんでした。
不景気を改善するにも子供たちに伝統や歴史を伝えることが必要です。

それにはまず、親が神様とご先祖様に感謝して手を合わせるという生活を見せることが大切です。
子供はすぐに親の真似をするので、それを見て自然と真似して、ここから知恵を伝えることがはじまります。

そして神様とご先祖様に感謝することによって子供の中の遺伝子がすべて目覚めます。
遺伝子には神様からいただいたお恵みやご先祖様の経験が入っていますので

それらがすべて目覚めることによって子供は自然と正しい判断ができるようになり、

立派な人間に育ちます。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

美の中に神を見る

2017年3月15日発行分

はるか150億年も前に宇宙もない状態でビッグバンがおこり、

宇宙ができ、数々の星や地球ができ、人間が生まれましたが、

何かを生み出すには必ずそこに「〇〇を作ろう」という意思がないと実現することはありません。
これは神の世界を認め、それを表現できる人間というものをつくろうという

神様の御心があったからに他なりません。
そのため神様はそれができるように高度な頭脳や手足を人間に与えられたので

本来、私達は自然の美や、芸術の中に、神様の世界を見ることができます。
人間には五感がありますが、例えば

「美しい景色・夜空の星を見る」

「風の音、川のせせらぎ、鳥の鳴き声を聞く」

「森林の清々しい香りをかぐ」

「清らかな湧き水に触る」

「山の幸、海の幸を味わう」
など、五感を真実の美に向けることが大切です。
これらの美はシンプルで、理屈の無い素晴らしさが感じられますが、

これが神様の世界です。
そして日本人は自然の美の中に神様の世界を見ることが優れた民族です。
また「閑(しずか)さや岩にしみ入(い)る蝉(せみ)の声」という松尾芭蕉の俳句がありますが、

海外ではセミの声は単なる、うるさいノイズと思われていますが、

芭蕉の句では、蝉の声を聞いて、その背景の静けさを感じるという世界観があります。
私達日本人はその句に感動を覚えますが、

このように日本人は蝉の鳴き声からでも感動することができる優れた感性を持っています。
そして五感を真実の美に向けることは「はらい」にも通じます。

「はらい」というのは普段知らず知らずのうちに体についてしまった「つみ・けがれ」を

消して、人間本来のすばらしい姿に戻すことです。
ここで「つみ」というのは「人間本来のすばらしい姿を包み込んでしまうもの=包む身」で、

「けがれ」というのは「神様からいただいた尊い気が枯れてしまった状態 = 気枯れ」という意味です。
はらいについては以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
五感を神様の美に向けることでも、「つみ・けがれ」が消えて元気を取り戻すことができます。
現代では人工的な映像や音楽ばかり目についてしまいますが、

それらにどっぷりとつかってしまいますと、不自然なこころになってしまいます。
真実の美に意識を向けて、神様の世界を感じることで、

神様の御心にあった素晴らしい人生を生きることができます。
ぜひとも五感を総動員して自然の美しさや芸術などを楽しんでいただき、

その奥にある神様の御心に感謝していただければと思います。
また神社にある宝物館もおすすめです。

神様に捧げられた最高の芸術品を身近に感じることができます。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
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模範となる日本人

2017年3月1日発行分

日本人は本来、神様、ご先祖様に生かされていることに感謝し、周りの幸せを考えて生きるという

世界の模範となる民族です。
日本列島は温暖で雨の多い気候に加え、中央に山脈があり、

そこから日本海側と太平洋側にたくさんの川が流れているため、

水と緑に恵まれた最高の環境となっています。
そのため、日本人は自然に恵まれた環境で生活するうちに、

神様からのお恵みに生かされているということを肌で感じることができ、

神様に感謝し、おまつりするという民族となりました。
また日本列島は、はじめはいろいろな民族が混じって暮らしていましたが、

領土が狭いため、争いばかりしていては生きてゆけませんので、

周りと仲良くやってゆくという共生(きょうせい)の考え方が生まれました。
神様は、神の世界を認め、それを表現できる存在を必要として、人間というものをつくられましたが、

それを実行できる、感謝と共生の心を持った日本人をつくるために

環境の整った日本列島を作られたわけです。
また海外では神様は、全知全能で、はるか遠くのところにおられて、

お祈りして何かをお願いしたり、懺悔をしたりするという存在ですが、

日本では毎日、家の神棚で神様、ご先祖様にごはんをお供えしておまつりし、

そのあと、お供えしたものを家族でいただくという

直会(なおらい)ということが行われています。
日本では神様とご先祖様は大変身近なところにおられて、

神様とご先祖様にお喜びいただくように毎日おまつりをして一緒に生活しています。
つまり神道は宗教という枠組みではなく、日本人の生活そのものです。

宗教という概念がなかったはるか昔から日本人はこのように神様とご先祖様に感謝する生活を送ってきました。
また神様に何かをお願いするのではなく、

毎日、神社や家の神棚で神様、ご先祖様に感謝しておまつりし、お喜びいただければ

願わなくともお恵みがいただけるという考え方です。
近年、外国から入ってきた理屈主義、物質主義の考え方の影響で、

他人のことよりも自分の利益を優先するという日本人が増え、

日本始まって以来の乱れた世の中となっていますが、

このように日本人は日本列島という最高の環境に生まれ、感謝と共生の生活ができる模範となる民族ですので

私達はそれらを思い出して、誇りをもって実践することが大切です。
そしてその真実の考え方を世界にも伝えるという時代がきています。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
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今この瞬間に感謝

2017年2月15日発行分

これまでメールマガジンやホームページで「中今(なかいま)」についてお伝えしてきましたが、

この「中今」というのは神道の言葉で「今、この瞬間を全力で生きる。」という意味です。
将来のことをあれこれ思い悩んだり、過去のことを悔んだりしてしまうのが人情ですが、

そのようなことに意識を向けても仕方がないので、

どのような状況であれ、今この瞬間を大切にして、今すべきことを全力で行うことが大切です。
目標や結果などを意識することも大切ですが、今この瞬間にやるべきことをしっかりやるということを

最優先することによって、おのずと目標も達成されてゆきます。
そしてそれと共に、今この1秒、1秒という貴重な時間に、自分が元気に活動できているということを知り、

神様、ご先祖様に感謝するということが大切です。
よく考え事をしながら食事をしてしまい、よく味がわからなかったという経験があるかたも

いると思いますが、「時間」も同じく、今、この瞬間を大切に感じて、

有意義に使うように心がけたいものです。
分からない先のことや、過去のこと、○○がしたいという我欲に目を向けるのではなく、

今、この瞬間に自分に与えられた時間というお恵みに感謝して過ごすことによって、

行動が丁寧になり、その分物事も良い方向へ向かいます。
ぜひとも、今この瞬間に感謝して、今に集中してみてください。

 

■祈年祭(きねんさい)

今月2月17日に伊勢の神宮をはじめ全国の神社では春の耕作始めの時期にあたり、

五穀の豊穣をお祈りする祈年祭(きねんさい)がおこなわれます。
祈年祭では、神饌(しんせん:神様のお食事)を奉り五穀の豊かな稔りをお祈りする大御饌(おおみけ)の儀と、

勅使(ちょくし:天皇陛下からのお使い)が参向して幣帛(絹織物)をお供えして奉仕される

奉幣(ほうへい)の儀の2つのお祭りが行われます。

伊勢の神宮の祈年祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/32789343.html
食事をするときは常に神様からのお恵みに感謝して、残さずいただくことが大切ですね。

共鳴

2017年1月15日発行分

テレビはテレビ局から送られてくる電波と同じ波長の電波を出すことによって共鳴が起こり、

映像を映し出すことができますが、

人間も同じく自分が出している波長に同じような波長が共鳴する仕組みになっています。
例えば人間関係においても、縁結びのお願いで神社へ行くのは良いことですが、

まずは自分自身が自然界に則した自然な心でいることが大切です。
自分が感謝と思いやりの自然なこころでいれば、優しい人が寄ってきますが、

感謝の無い、不自然なこころでいると、同じく不自然なこころを持った人が寄ってくるものです。
またこの時期になるとインフルエンザが流行しますが、予防接種や殺菌で防ぐことだけに意識が行きがちですが、

実はウイルスの感染というのはそのような単純なものではありません。
インフルエンザのようなウイルスは悪者のように思われていますが、

本来、ウイルスというのは生物の細胞内の遺伝子を破壊して、組み立てて、

次に生まれてくる生物の中にその遺伝子を入れるという役目を担っています。
そしてこのウイルスはその種類によって好む情報がそれぞれ異なり、

遺伝子の中の不自然な情報を破壊しようとする作用があります。
つまり不自然なこころ、遺伝子を持っているところにやってきて、

自然なところには本来寄ってこないので、

常に神様とご先祖様に感謝しているような自然なこころ、遺伝子を持っていればウイルスにも感染しないわけです。
神様のお恵みについても、自分がはじめに神様に無条件で感謝することによって

実際に自分のもとに幸せが現れてきます。
逆に不平不満ばかり言っている人にはせっかくの神様のお恵みが目の前に現れてこないので

いつまでも悪循環に陥るわけです。
神様とご先祖様に感謝して自然に生きていれば、本来悪いものは寄ってこず、

どんどんと良いことが現れてきます。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりの仕方はこちらをご覧ください↓
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今日15日はどんど焼きの日ですね。

「どんど焼き」とは小正月(こしょうがつ=1月15日 15日までを松の内ともいいます。)の行事で、

昨年神社でいただいた御札やお正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを持ち寄って、

一箇所に積み上げて燃やすという、日本で昔から伝わるお正月の火祭り行事です。
近所の神社や小学校などで行われていますので参加してみてはいかがでしょうか。