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縁結び

2016年6月1日発行分

日本には島根県の出雲大社をはじめ、良縁に恵まれる縁結びの神社がたくさんあります。

神社の絵馬などに「○○さんと結ばれますように。」といったかたちで願い事をされる方もおられますが、 実は「神様いつもありがとうございます。お導きにおまかせさせていただきます。」と 我欲を捨てて良縁を神様のお導きにまかせるというのが真実です。

戦後、結婚というものは二人が愛し合ってするもので、あくまで自分たちの意思でおこなうものと考えられるようになり、 お見合いなどは時代遅れのもので、神前結婚式をせず、かっこいいからという理由だけでクリスチャンでもないのに教会で式を挙げるといった風潮になっていますが 結婚というものは本来、もともと、ひとつであった男女が時を経て、元のひとつに戻る・結ばれるものですので 我欲を捨てて神様のお導きにおまかせすることが大切です。

そして結婚式というものは、二人が元のひとつに結ばれたことを神様に感謝するものです。

それに対して、我欲で相手を選んで結婚しても、結婚生活が続かないといった結果になります。

この我欲ですが、自分の力で捨てるのは難しいので、太古の昔から「はらい」というものが行われています。

はらいの「は」というのは、「葉っぱ」や「母」の「は」で、いのちを生み出すという意味の言葉です。 「ら」は「君ら」「僕ら」といった複数を表すもので、「い」はいのちの「い」です。 つまり「はらい」というのは「いのちがたくさん生まれる」という意味になります。

この「はらい」では大祓い(おおはらい)の言葉というものを唱えて「つみ・けがれ」を良いものに変えてゆきます。

この大祓い(おおはらい)の言葉は昔、中臣氏の誰かが神様の声を肌で感じ、それを言葉にあらわしたもので、 今でも全国の神社で毎日唱えられている尊いものです。 言葉というものは本来、神様の御心を音声や文字であらわしたものですので、良い言葉を言えば良いことが起こり、 悪い言葉を言えば悪いことが起こります。

現代では言葉といえば、単なる情報の伝達手段と考えられていますが、 本来はこのように神様の御心をあらわすもので大変重要なものです。

そしてこの神様の最高の言葉である大祓い(おおはらい)の言葉を毎日唱えることによって 普段知らず知らずのうちに体についてしまった「つみ・けがれ(我欲)」を良いものに変えることができます。

「おはらい」についてはこちらをご覧ください↓ http://kamisamagosenzosama.com/%e3%81%af%e3%82%89%e3%81%84%e3%81%a8%e3%81%af/

良縁というものは人間の欲で手に入れるものではなく、神様のお導きでいただけるものです。

葉室先生が結婚・夫婦について詳しく書かれた本がありますので一度読んでみてください↓

「神道 夫婦のきずな」

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「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生

http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

家庭でのおまつりのしかたはこちらをご覧ください↓ http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■御酒殿祭(みさかどのさい)

今月6月1日に伊勢の神宮の内宮御酒殿で御酒殿祭がおこなわれ、 6月におこなわれる月次祭(つきなみさい)のご料酒が、 うるわしく醸造(じょうぞう)されるようお祈りされます。 御酒殿祭の様子はこちらをご覧ください↓ http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/44480121.html