2018年3月15日発行分
仏教では滝に打たれたり、断食をしたりする修行というものがありますが、
神道(しんとう)には修行というものはありません。
こう言いますと神道は楽なイメージに思われる方もいますが、
神道では「毎日の生活そのもの」が、強いて言えば修行に当たります。
また神道というのは数ある宗教の中のひとつではなく、
宗教という概念がなかった太古の昔から続いている日本人の生活そのものです。
常に、毎日の生活の中で「徳を磨く」というのが神道です。
徳を磨くというのは「神様、ご先祖様をはじめ周りの幸せのために生きる」ということです。
日本には柔道や剣道、書道や茶道など「道」と名の付くものがありますが、
これらもすべて「徳を磨く」ためにあるものです。
また現代では勉強といいますと、いい大学を出ていい会社に入るために
知識やテクニックを詰め込むものとなってしまいましたが、
本来は勉強というものも学問を学んで徳を磨くというのが目的です。
現代では周りのことよりも自分の利益を第一に考える人が増えた結果
乱れた世の中になってしまいましたが、
仕事や勉強、スポーツなどあらゆることを通じて自分の徳を磨くというのが
神道であり、私達人間の歩むべき道です。
そして家庭ではこの真実を子供たちに伝えてゆかなければなりません。
神様やご先祖様にお喜びいただくには
神様やご先祖様に感謝しておまつりすることが大切ですが、
何か良いことがあった ⇒ 感謝する という順序ではなく、
苦悩や病気など「何が起こっても神様のお導きとして感謝する」ことが大切です。
感謝する ⇒ 神様・ご先祖様にお喜びいただける ⇒ お恵みがいただける
というのが真実です。
神社や神棚の前でも神様に「〇〇にしてください」とお祈りするのではなく、
理屈なく「ありがとうございます。」と感謝することが真実です。
そして徳を磨くには自分以外の幸せのために生きるわけですが、
そのためには自分の我欲を消す必要があります。
仏教では修行をして自分の力で我欲を消そうとしますが、
神道では神様の力をお借りして我欲を消します。
自分の我欲を消すには人間の力だけでは難しいので、
太古の昔から神道では祓い(はらい)というものが行われています。
この祓いというのは、普段知らず知らずのうちに体についてしまった
「つみ・けがれ」を神様の力をお借りして良いものに変えるために行われますが、
この「つみ・けがれ」というのは我欲や理屈から生じます。
祓いについてはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
毎日、祓いによって我欲を消し、
神様とご先祖様、周りの幸せのために生きることが人生で一番大切なことです。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。
葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
葉室頼昭先生の本はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/hon.html
神様とご先祖様に感謝のおまつりをする方法は以下のページをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html