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目に見えないもの

2016年7月1日発行分

この世の中では目に見えるものより、目に見えないもののほうが大切です。

戦後の物質主義、理屈主義の教育の影響で目に見える、形が見えるものがすべてで、目に見えない、科学で証明できないものはうさんくさい、現実でないと考える人が増えてしまいました。
しかし、この世の中はすべて目に見えないものからできています。

あらゆる物質は最小単位である目に見えない波動・素粒子というものからできており、それらが結びついて原子、分子となり、目に見えるモノとなります。
今では目に見えるモノ、物欲ばかりに気を取られている人が多いですが、その結果、大の大人でも本来の自分のすべきことを忘れ、自分勝手な行動をするような乱れた世の中になってしまいました。
これは目に見えない「心」というものを大切にしなさいという神様からのお知らせです。
「誰かを助けよう」とか「誰かを喜ばせよう」という心は目に見えませんが、結果的に目に見えるものよりも大きな影響をもたらします。
神様は別に姿を見る必要はないため人間の目には見えませんが、神様の御心を感じることが重要なことです。
例えば自分の周りにある美しい自然、草花などを見ただけでも神様の御心がどれほどやさしく、ありがたいかを感じることができます。
神社に参拝する際にも、何かのご利益目当てで自分の欲のために参拝するのではなく、日頃の感謝を伝えるためにお参りをするのが真実です。
神様は何でも知っておられるので、いちいち頼みごとをしなくても理屈なく「ありがとうございます。」と感謝することで自分では思いもよらなかったような最高の方向へ導いていただけます。
ご先祖様の恩や心にも毎日感謝することが大切です。

お墓参りをめったにしないという方もおられますが、そうではなく、毎日おまつりをして、お世話になった思い出などに浸ることも良いことです。

そして日々のおまつりや仕事でも「心を込めて行う」ことによって、必ずそれが素晴らしい結果となって現れてきます。

ここで心を込めるというのは、「相手を喜ばせよう、楽にさせよう」という思いのことです。
現代では結果さえ良ければそれで良い、利益が出ればそれで良いという考え方が広まってしまいましたが、「心を込めて行う」という過程があるからこそ、結果が良いものになります。
物質文明は十分発達しましたが、人間はまだ進化の途中の段階ですので、自分の欲のことばかり考えて生きている人もたくさんいて乱れた世の中ですが、

神様、ご先祖様の心、周りの幸せを思う心という「目に見えないもの」が最も重要なものであるということを忘れないようにしなければなりません。

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
家庭でのおまつりのしかたはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html