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無我とは

2020年7月15日発行分
仏教では無我になるために修行をするということがありますが、

神道では修行というものはありません。
無我というのは、自分の我欲が無い状態ですが、

これは言いかえれば、自分以外の幸せだけを考えるということになります。
つまり厳しい修行をして無我の境地に達するのではなく、

神様、ご先祖様をはじめ、周り全ての幸せを考えて生きることが無我につながります。
これは言葉でいうのは簡単ですが、人間の力だけでは難しいので、

素直にそれができるように、

日本では昔から「はらい」というものが行われています。
よく神社などで厄払いなどの「おはらい」をされる方がいますが、
「はらい」というのは本来、普段知らず知らずのうちに体についてしまった

「つみ・けがれ」を神様の力をお借りして消すために行われます。
この「つみ」というのは、犯罪の「罪(つみ)」という意味ではなく、
人間本来の素晴らしい姿を包み隠してしまうもの

「包む身 = つみ」 という意味です。
「けがれ」というのは「汚い・汚れた」という意味ではなく、
神様の尊い気が枯れてしまった状態、

「気枯れ = けがれ」 という意味です。
そしてこれら「つみ・けがれ」は人間の我欲から生まれるものとされていますが、

これらを消すことによって幸せや健康が現れてきます。
はらいについてはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html

つまり「はらい」を行って「つみ・けがれ」を消して素直になり

自分以外の幸せを考えて生きることによって

幸せが現実に現れてきます。
自分以外の幸せを考えて生きるというのは、
まず常に神様とご先祖様に感謝し、おまつりをして、

神様とご先祖様にお喜びいただくことです。
そして仕事やプライベートを通して、

周りの人が喜ぶようなことを基本に考えて実行することです。
また日本には共生(きょうせい)という世界観がありますが、

これは相手のことを考えて共に生きるという意味です。
環境保全という言葉がありますが、

人間の都合で自然環境を整備するのではなく、

自然にとって本当に良いことを考えて守ってゆくことが大切です。
日本では昔から山や川には神様をおまつりして、

決して破壊することなく、大切に守ってきました。
これは世界に誇る日本人の素晴らしい知恵です。
ご存知の通り、日本も落ちるところまで落ちてしまいましたので、

今こそ、一人一人が、神様、ご先祖様をはじめ、周りの幸せを考えて生きるときです。

神様とご先祖様への感謝のおまつりの方法は以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
葉室頼昭先生の本はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/hon.html