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水に感謝

2007年10月15日発行分
■水に感謝
動画による解説は下の画面中央の三角ボタンを押してください。

普段なにげなく使っている「水」ですが、皆さんもご存知のとおり、

水は私たちの生活や生命の維持には欠かせない存在です。

今から150億年前にビッグバンがおこり宇宙が広がり、

今から38億年前に水の中から最初の生命が誕生しました。

人間の体もほとんどが水で構成されており、遺伝子の情報を

伝達するのにも水が重要な役割を担っています。

水はご存知のとおり、地表の植物や海からの水蒸気が雲となり、

やがて飽和状態になると雨となって地上に降り注ぎますが、

このときに大量の熱を宇宙空間に放出することによって地球は、

ほぼ一定の温度に保たれています。

水は、いわゆる「水冷式」の役割も担っています。

また、1986年、アメリカの宇宙物理学者ルイス・フランク博士の

研究とNASAの観測で明らかになったのですが、宇宙から毎日、

何千個もの巨大な雪玉が地球に飛んできて、地球に水が供給されて

いるそうです。

そして、地球の内部にある外部核の磁力によって水は宇宙に飛んで

いくことなく地球に留まっているそうです。

これら、温度を一定に保つシステムや水が地球に供給されるシステム、

水を地球の外に逃さないしくみは神様の偉大な知恵によるもの

でしょう。

また、水は摩訶不思議なもので、周りの環境によって分子の配列が

異なるそうです。

例えば、清らかな水や健康な人の体液は整った分子配列であるのに、

汚染された水や不健康な人の体液はばらばらな分子配列になっている

そうです。

春日大社 葉室頼昭宮司はよく、「どのような水を飲んだら

健康になれるのか教えて欲しい」という質問を受けるそうですが、

どうしたら健康になれるのかを考えるのではなく、

素直な気持ちで、清らかな水を飲んで感謝の気持ちで生活していれば

健康になれるということを理解していただきたいということです。

現代のような科学のなかった太古の時代から、我々のご先祖様は

このような水のすばらしさを理屈ではなく、肌で感じていたため、

神前にお水をお供えして感謝の気持ちを伝えたり、

清らかな川の水が維持されることを願って、

川の上流、中流、下流などに水の神様をお祀りしていました。

しかし理屈や物質ばかりが重要視されている現代、人間の都合だけで、

川や海を汚染させ、清らかな水を生み出してくれる山をはじめとする

環境を破壊していますが、これはとんでもない思い違いです。

水を「使う」のではなく、水を「使わせていただく」という

感謝の気持ちを大切にしてゆきたいものです。

今回は葉室頼昭宮司から教わった「水」についてご紹介させて

いただきました。

http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

葉室頼昭宮司の本を読むと、私たちはどれだけたくさんの

恩恵を受けているのかということがよく分かります。

■旬祭(しゅんさい)

春日大社では、毎月1日、11日、21日に旬祭(しゅんさい)と

いうお祭りが斎行されます。

この祭は、他の神社の月次祭に相当するもので、900年間一度も

欠かすことなく連綿と奉仕され、皇室のご安泰をはじめ国家の

繁栄と国民の安楽を祈る大変格式のあるお祭です。

この旬祭のうち毎月21日には祭典後神様からのおさがりで

直会(なおらい)のお食事(神米粥-しんまいがゆー)を作り、

ご参列の方々に御神徳をお分かちしております。

※直会(なおらい)とは、祭りの終了後に、神前に供えた

御饌御酒を、神職をはじめ参列者の方々で戴くことをいいます。

また、直会に続き葉室宮司のお話しを通して日本の真実の心に触れて

頂いております。

どうぞお誘いあわせの上、ご参列ください。

旬祭の日程(通年 午前十時からの祭典です)

毎月二十一日 午前九時三十分に御参集ください。

集合場所:「感謝 共生の館」

(春日大社駐車場の北東 瓦葺の白い建物です)

祭典終了後、「感謝 共生の館」にて直会がございます。

引き続き宮司よりお話がございます。

終了は午後二時頃を予定しています。

※春日大社は千三百年の歴史があり、日本の伝統文化の宝庫です。

これを理屈ではなく肌で知っていただこうと、境内に建てられた”

感謝・共生の館”でいろいろな研修が行なわれています。

葉室頼昭宮司は、この”感謝と共生の館”で定期的に人生を

生きるうえで大切な知恵をご教授されています。

※お申し込み、お問い合わせ先

春日大社 梓司(あずさ)課

電話番号 0742-22-7788(代表)

FAX  0742-27-2114

〒630-8212 奈良市春日野町160

※感謝 共生の館には、JR・近鉄奈良駅よりバスが便利です。

春日大社ホームページはこちら↓
http://www.kasugataisha.or.jp/

■おまけ

神前にお供えするお米はしっかりと研いでからお供えするのですが、

「六甲のおいしい水」で研いでいたら嫁さんにしかられました(笑)

お供えに興味のある方はこちらをお読みください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html