2021年6月1日発行分
近年、おかしな事件、事故が多い世の中になってしまいましたが
これは日本人のいのちの衰えが一番の原因です。
日本最古の歴史書に古事記(こじき)というものがありますが、
これは日本人の心が失われないように書かれたのものです。
日本では太古の昔から代々、語り部(かたりべ)という頭の良い人達が
口伝えによって、日本の大切なことや歴史が伝えられてきました。
奈良時代に、多くの人が中国から入ってきた文化に憧れて
それに夢中になってしまいました。
しかし、これでは日本人としての文化や心が失われてしまうと、
語り部である稗田阿礼(ひえだのあれ)という人が記憶している日本の言い伝えを
太安万侶(おおのやすまろ)という人が文字として記録したのが古事記です。
その中に描かれているお話に天岩戸(あめのいわと)の物語があります。
日本人の総氏神で最も尊い、天照大御神(あまてらすおおみかみ)には
弟の須佐之男命(すさのおのみこと)という神様がおりましたが、
この神様は暴れん坊で、天照大御神もお困りになられていました。
そしてある時、須佐之男命は田んぼを荒らし、
機織りの道具も破壊してしまったため、
天照大御神は大変お怒りになられて、天岩戸(あめのいわと)にお隠れになられました。
すると世の中は真っ暗闇になり、悪いことが次々起こるようになりました。
そこで、いろいろな神様が天岩戸の前に集まって相談し、
まずはじめに 天児屋根命(あめのこやねのみこと)という神様が
祝詞(のりと:神様を褒めたたえる言葉)を唱えました。
するとそのすばらしい祝詞と読み上げる声に感動した天照大御神は少しだけ天岩戸を開けられました。
次に 天宇受売命(あめのうずめのみこと)という神様が上半身裸になって舞を踊られました。
すると周りの神様はそれを見て大笑いし
天照大御神はさらに天岩戸を開けて、外に出てこられました。
すると世の中は元通りの明るい世界に戻りました。
この古事記では日本人にとって絶対に忘れてはいけないことを教えてくれています。
まず暴れん坊の須佐之男命は朝鮮半島から来られた神様という話もあり、
その神様が暴れまわったというのは
朝鮮半島や大陸からいろいろな文明が入ってきて
それに多くの人が憧れて、日本本来の文化を忘れてしまったということを表しています。
そしては田んぼを荒らし、機織りの道具も破壊してしまったので
天照大御神はお怒りになられ、天岩戸にお隠れになられたのは、
日本人にとって最も重要な、「お米や布(着物)」を大切にしないと
日本人のいのちが衰えて、世の中は悪くなるという教えです。
現代ではお米を食べるのが減り、田んぼでお米を作らせないような政策がとられ、
おかしな服装の人が増えているという、まさにこの状態を表しています。
そして天児屋根命がすばらしい祝詞を唱えたところ、
天照大御神は少しだけ天岩戸を開けられたのは
日本人としての正しい言葉・良い言葉を話せば、良い世の中になるという教えです。
本来、言葉というのは単なる情報の伝達手段ではなく、
神のいのち、神のすばらしい世界を音という波動で表すためのものです。
そのため良い言葉を言えば良いことが現実として現れ、
悪い言葉を言えば悪いことが現れてきます。
毎朝、全国の神社や家庭の神棚の前で「大祓いの祝詞」が唱えられていますが、
これは大祓いの祝詞に書かれている、すばらしい言葉を発音することによって
体についた「つみ・けがれ」をはらうことができるわけです。
「はらい」については以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
現代では正しい日本語を話す人が減って、特に若者の言葉が乱れており、
またニュースでは悪い内容のことばかり話されているので
おかしな事件、事故の多い世の中となってしまいました。
全ての日本人が正しい日本語を話し、
良い内容のことを話すことは大変重要なことです。
次に天宇受売命が上半身裸になって舞を踊られたとありますが、
これは多くの日本人が外国からの文明に憧れて夢中になってしまったけれど、
それらを一度脱ぎ捨てて、本来の日本人の姿に戻りなさいという教えです。
奈良時代や江戸時代にも多くの日本人が中国や外国からの文明に
夢中になってしまった時期がありました。
そして現代でも欧米の文化に憧れて、知識や理屈を第一に考えて
日本人が一番大切にしてきた
神様とご先祖様への感謝のおまつりと感謝の生活をする人が減ってしまいました。
その結果、現代のように自然災害やウイルス被害、事件事故の多い
暗い世の中になってしまったわけですが、
古事記に書かれているとおりの結果になっています。
本来のすばらしい幸せな世の中に戻すためには
いくら政策や経済をいじっても、ほとんど効果はありません。
そうではなく「日本人としての正しい生活をする」という
根本的な部分を直すことが絶対に必要です。
日本人なら
お米をしっかり食べ、日本人としての正しい服装をし、
正しい言葉・良い言葉を話し、
日本の文化である
神様とご先祖様に感謝することを第一に考えることによって
本来のすばらしい世の中に戻すことができます。
神棚と神様とご先祖様への感謝のおまつりは以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
今回は葉室頼昭先生から教わりました
「本来のすばらしい世の中に戻す方法」をご紹介させていただきました。
葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。
葉室頼昭先生の本を読むと、私たちはどれだけたくさんの
恩恵を受けているのかということがよく分かります。
葉室頼昭先生の本はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/hon.html
神棚と神様とご先祖様への感謝のおまつりは以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html