2021年3月15日発行分
今年も3月3日から7日まで三重県伊勢市の御塩殿(みしおどの)神社で、
当神社に隣接する御塩殿において御塩がつくられました。
荒塩を三角錐形の土器につめて堅塩に焼固められてつくられますが、
1日で20個、5日間で100個もの御塩が焼固められます。
御塩焼固の様子↓
http://www2.jingu125.info/2017/03/05/post-55559/
この御塩作りは伊勢の神宮のおまつりでお供えされるため
大変重要な作業です。
普段当たり前のように用いている御塩ですが、
御塩というものは大変尊い、ありがたいものです。
日本では古来より、天の神様を「天つ神」
大地の神様を「国つ神」として崇敬し、感謝のおまつりを行ってきましたが、
この御塩はマグマが海中に溶け出してできたもので、
大地の神様である国つ神からの尊いお恵み、エネルギーです。
お祓いで御塩が用いられますが、これは国つ神からのお恵みである御塩の力で
体についた「つみ・けがれ」をはらうためです。
はらいについてはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/ooharai.html
海外では塩というと単なるナトリウムNaという物質と解釈されていますが、
日本人は太古の昔から、御塩は単なるナトリウムではなく、
国つ神からのお恵みである、素晴らしいエネルギーを持った
ありがたいものということを知っていました。
そして御塩でお漬物をつくったり、
塩漬けした魚を干したりしていただいてきましたが、
これは御塩のエネルギーで食物を長持ちさせたり、
そのエネルギーを体に取り入れようという日本人の素晴らしい知恵です。
現代では日本人でも
お塩といえば、摂りすぎると高血圧になるというイメージだけの方が多いですが、
このように本来、国つ神からのありがたいお恵みですので、
感謝していただくことが大切です。
今回は葉室頼昭先生から教わりました「御塩」についてご紹介させていただきました。
葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。
葉室頼昭宮司の本を読むと、私たちはどれだけたくさんの
恩恵を受けているのかということがよく分かります。
葉室頼昭先生の本はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/hon.html
神棚と神様とご先祖様への感謝のおまつりは以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html