Global Translator

子どもに「いのち」を伝える

2019年11月1日発行分

「命」という言葉がありますが、

「いのち」というのは本来「生きるための知恵」のことです。
そして「生きるための知恵」というのは昔からの伝統のことです。

民族によって伝統はいろいろありますが、

日本人の伝統の基本は「神様、ご先祖様に感謝し、周りの幸せを考えて生きる」ということです。
私達の体は常に新陳代謝によって古い細胞から新しい細胞に

いのちを伝えることによって生きていますが、
人間もこの新陳代謝のように

「いのち」というものを新しい子供に伝えてゆくことが必要です。
生きるというと、単に栄養のある食事をして、仕事などをすればよいと解釈している人が多いですが、

人間が本当に生きるというのは、「いのち」を次の世代に伝えることです。
現代の日本ではこの「いのち」を子供に伝えず、

伝統を忘れ、欧米の考え方に憧れて、目先の利益を第一に考えて生きている人ばかりなので、

日本始まって以来の乱れた国となっています。
動物の場合は、食べ物を採ったり、敵から身を守るという

生きるための知恵を子どもに伝えていますが、
人間の場合はそれに加えて、それぞれの民族の伝統、

日本人の場合は「神様、ご先祖様に感謝し、周りの幸せを考えて生きる」という徳を次の世代に

伝えて続いてゆくようになっています。
そのため神様は人間に他の動物にはない高度な頭脳を与えられました。
ところで、私達の体の中にある遺伝子には

150億年昔からの神の命と知恵と、

38億年昔からの祖先の経験の知恵が入っていますので、
「いのち」をしっかりと子供に伝えることによって

この遺伝子がすべて目覚めるので、
大人があれこれ注意しなくても、自分で人としての正しい判断ができるようになり

立派な大人に成長してゆくのが真実です。
そのためには、まず大人が神様とご先祖様に感謝しておまつりをし、

周りの幸せを考えて行動するという姿を

子供に見せて伝えてゆく必要があります。
神様とご先祖様への感謝のおまつりの方法は以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
葉室頼昭先生の本はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/hon.html

■大嘗祭当日祭(だいじょうさいとうじつさい)

11月14日(木)

■豊受大神宮

大御饌(おおみけ: 神饌(しんせん:お供え物)を奉る)     午前4時

奉幣(ほうへい: 幣帛(へいはく:清らかな布帛)を奉る)  午前7時
■皇大神宮

大御饌 午前11時

奉幣  午後2時
皇居東御苑の大嘗宮(だいじょうきゅう)の悠紀殿(ゆきでん)・主基殿(すきでん)で
天照大御神をはじめ天神地祇(てんじんちぎ: 天つ神と国つ神、すべての神々)をお招きし、

天皇陛下御自らお祭りを行われる、一代に一度の新嘗祭(にいなめさい)が大嘗祭(だいじょうさい)です。
斎田で収穫されたお米、粟や白酒黒酒(しろきくろき)などの神饌を奉り、

御自らも召し上がることで

神々はさらに威力を増され、陛下もその威力をお受けになります。
この祭儀において伊勢の神宮に勅使(ちょくし)が発遣され、

大嘗祭当日祭(だいじょうさいとうじつさい)が行われます。
勅使は束帯(そくたい)に太刀をはき威儀を正して臨まれます。
御大礼・祭儀と行事はこちら↓
https://www.isejingu.or.jp/download/pdf/pamphlet_gotairei.pdf
天皇陛下は新嘗祭の日より新米を召し上がられます。
今ではスーパーで新米が早い時期に手に入りますが、

昔は天皇陛下が食されるこの新嘗祭の日まで人々は新米を口にしなかったそうです。
新嘗祭の詳細はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/62240700.html
伊勢の神宮
http://www.isejingu.or.jp/
日本では古来から太陽の恵み、空気、雨などを「天津神(あまつかみ)」、

大地の恵みを「国津神(くにつかみ)」として崇敬し、無事に農作物がとれることに感謝してきました。

毎日お米や野菜をいただけるのを当たり前と思わず、神様に感謝することが大切です。