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今この瞬間に感謝

2017年2月15日発行分

これまでメールマガジンやホームページで「中今(なかいま)」についてお伝えしてきましたが、

この「中今」というのは神道の言葉で「今、この瞬間を全力で生きる。」という意味です。
将来のことをあれこれ思い悩んだり、過去のことを悔んだりしてしまうのが人情ですが、

そのようなことに意識を向けても仕方がないので、

どのような状況であれ、今この瞬間を大切にして、今すべきことを全力で行うことが大切です。
目標や結果などを意識することも大切ですが、今この瞬間にやるべきことをしっかりやるということを

最優先することによって、おのずと目標も達成されてゆきます。
そしてそれと共に、今この1秒、1秒という貴重な時間に、自分が元気に活動できているということを知り、

神様、ご先祖様に感謝するということが大切です。
よく考え事をしながら食事をしてしまい、よく味がわからなかったという経験があるかたも

いると思いますが、「時間」も同じく、今、この瞬間を大切に感じて、

有意義に使うように心がけたいものです。
分からない先のことや、過去のこと、○○がしたいという我欲に目を向けるのではなく、

今、この瞬間に自分に与えられた時間というお恵みに感謝して過ごすことによって、

行動が丁寧になり、その分物事も良い方向へ向かいます。
ぜひとも、今この瞬間に感謝して、今に集中してみてください。

 

■祈年祭(きねんさい)

今月2月17日に伊勢の神宮をはじめ全国の神社では春の耕作始めの時期にあたり、

五穀の豊穣をお祈りする祈年祭(きねんさい)がおこなわれます。
祈年祭では、神饌(しんせん:神様のお食事)を奉り五穀の豊かな稔りをお祈りする大御饌(おおみけ)の儀と、

勅使(ちょくし:天皇陛下からのお使い)が参向して幣帛(絹織物)をお供えして奉仕される

奉幣(ほうへい)の儀の2つのお祭りが行われます。

伊勢の神宮の祈年祭の様子はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/t20_in_ise/32789343.html
食事をするときは常に神様からのお恵みに感謝して、残さずいただくことが大切ですね。