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お参りの誤解

2019年8月1日発行分
お正月や、何かを祈願したい時などに神社で参拝される人がいますが、

お賽銭を入れて、神様に「〇〇になりますように。」と

お願いだけをしている人がいます。
しかし、お賽銭、お金を入れて 神様に何かをお願いするというのは

単なる取引、我欲の願いとなってしまい、本当のお参りではありません。

現代では、ほとんどの方が「〇〇がうまくいった」とか

何らかの理由がないと神様に感謝できない人が多いですが、
本当のお参りというのは、

神様とご先祖様に「いつもありがとうございます。」と

「理屈なく感謝する」ことです。
神様は理屈の無い世界におられるので、

理屈を言わず感謝することが大切です。
私達は、女性なら「美しいですね。」、男性なら「立派ですね」と認められたり、

「ありがとう」と感謝されるとうれしいものですが、
神様も同じく、

私達が神様の存在を認め、神様に感謝するとお喜びになられます。
つまり、神様にいつも理屈なく感謝することで、神様が喜ばれて、

「神様は何でも知っておられる」ので、いちいち頼まなくても、

その人にとって最高のお恵みをいただくことができます。
日本人は太古の昔からこのことを知っていたので、

各家庭では神棚で感謝のおまつりをし、

今でも全国の神社では、神様にお喜びいただくための、おまつりが

欠かさず行われています。
お祭りというと屋台が出て、お神輿などで派手に行うというイメージがありますが、

神社のお祭りというのは本来、

神様にお喜びいただくためだけに行われています。
神職が神様を褒めたたえる祝詞(のりと)を奏上し、

美しい音色の雅楽や、巫女さんが美しい舞を踊り、

海の幸山の幸の豪華なお供えものを捧げて神様にお喜びいただくわけです。
この世の中は小難しいことをしたり、

他人を蹴落としたりして幸せになれるものではありません。
幸せになるには、

神様に何かをお願いするのではなく、

はじめに神様にお喜びいただくことによって、

その結果、お恵みがいただけるという、非常にシンプルな世界です。
神様にお喜びいただくには、

日々、神様に理屈なく感謝し、感謝のおまつりをします。
神様とご先祖様への感謝のおまつりの方法は以下のページをご覧ください。
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html
葉室頼昭先生の本はこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/hon.html