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いつまでも繁栄してゆくには

2016年3月1日発行分

国でも企業でも大きいほうが小さいよりも力があって強いと考えがちですが、

実は小さくても順応力があるほうがいつまでも繁栄してゆきます。
例えば恐竜は他の生き物よりも大きく、力も強いですが、氷河期や火山噴火などの環境の変化に順応できなかったため生き残ることができませんでした。

それに対して、環境の変化に合わせて自分の体に毛を生やしたりして順応した動物は生き残ることができました。
企業についても同じく、少し前までは「寄らば大樹の陰」といって大企業に勤めていれば一生安泰という考えがありましたが、会社が大きい分、うまくいかなくなった時には損失も大きくなり、小回りも利きにくいため現代のようにリストラなどが行われるような状態になってしまいました。
逆に小さくても小回りが利いて時代の変化に順応している企業は世界に通用する商品を生み出して繁栄しています。
また日本人の体格についても以前は小さかったのですが、戦後の食事などの生活習慣の欧米化によって体格は大きくなりましたが、昔の人よりも持久力などの体力がなくなってしまいました。
本来日本人というのは太古の昔から周りのすべてと共生し、環境に順応してきた優れた民族です。
日本が経済大国になっても人間の力で自然や環境を変えられるという、間違った発想は捨てて、本来の自然に順応するというこころを忘れないようにしなければなりません。
「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」という仙崖(せんがい)和尚の言葉がありますが、柳は、どんな風が吹いてもそれにまかせて揺られているように、私たち個人も、何事も神様のお導きにまかせて、心配したり、悔んだりせず、今自分でできることに全力を尽くすのが順応することになります。
大きくて力が強いというよりも、小さくても順応力があるほうがいつまでも繁栄してゆくというのが真実です。
私たちがいつまでも繁栄してゆくには、ご先祖様からの伝統を次の世代に伝えながら、環境の変化にも順応してゆくということが必要です。
「人生で一番大切なこと」はシンプルに葉室頼昭先生が教えてくれます。

葉室頼昭先生
http://kamisamagosenzosama.com/hamurosensei.html

家庭でのおまつりのしかたはこちらをご覧ください↓
http://kamisamagosenzosama.com/kamidana.html

■ふと思ったのですが

最近ふと思ったのですが、これだけ賢い頭脳を持った人間をつくられた神様は

想像もできないほど、何でも知っているのでしょうね。

まさに人智を超えた世界です。

ただただ、ありがたいです。